”なでしこ”との交流で生まれた興味
2018-19シーズンが開幕した女子バスケットボールの国内最高峰「Wリーグ」で、前人未到の11連覇を目指す「JX-ENEOSサンフラワーズ」。エースの渡嘉敷来夢選手はチームを勝利に導く頼れる存在だが、コートを離れると「良くしゃべるし、おちゃらけていて、後輩からいじられることもある」と笑う。
自宅には「寝に帰る」というほど〝バスケ漬け〟の日々をおくる彼女だが、大好物のスイーツや、50足近くコレクションするスニーカーなど興味の対象は尽きない。なかでも、大きな楽しみがスポーツ観戦だという。
自身も昨年まで3シーズンにわたりプレーした米女子プロバスケリーグ(WNBA)の試合をチェックするほか、サッカー観戦も好きだと語る。「いま一番会いたいアスリートは、(Jリーグでヴィッセル神戸所属の元スペイン代表)イニエスタ選手です。一度でいいから生で観戦したい」と目を輝かせる。
きっかけはWNBAのシアトルストーム所属時に、現地の女子サッカーチームに移籍した日本代表(なでしこジャパン)でも活躍する川澄奈穂美選手。「川澄さんがシアトルに来て仲良くなって、そこからサッカーが好きになりました」
最近も川澄選手のブログに登場し、競技の枠を越えた交流が続いている。試合中の引き締った表情と対照的に、好きなものを語る子どものような笑顔が周囲をひきつける秘訣かもしれない。