ラウンジ、ダイニングレストランそして、バーが一体となった広いエントランススペースが特徴の「京都グランベルホテル」=京都市東山区大和大路通四条下ガル

《京都》現代アートと和を融合させたデザイナーズホテルが祇園にオープン 「グランベルホテル」

LIFESTYLE, FASHION, ODEKAKE

 京都の中でも最も京都らしい地域「祇園」に14日、「京都グランベルホテル」がオープンしました。
 カタログ通信販売の最大手「ベルーナ」(埼玉県上尾市)のグループ会社が運営するデザイナーズホテルで、現代アートと和のコラボした空間が特徴の大人女子好みのホテルです。

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現代アートと和がコラボした「京都グランベルホテル」のエントランススペース=京都市東山区大和大路通四条下ル (写真・田中幸美)


 グランベルホテルのコンセプトは、「祇園の継承×日本クリエーティブ」。
 京都の中で最も京文化を感じる祇園を心ゆくまで楽しめるように、古くからある〝祇園の伝統的なスタイル〟と、今の日本が考える〝クリエーティブ〟をホテル空間でコラボレーションさせた新しい感覚のホテルだそうです。日本の技術だけではなく、海外の技術も取り入れて、海外に向けて発信できる〝新しい日本らしさ〟を提供します。

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外観はシンプルモダンな雰囲気です


 半地下のエントランスを進んでホテル内に入ると、ラウンジ、バー、ダイニングレストランが一体となった大きな空間が広がります。3つの空間を区切ることなく、ゆったりと繋がりを持たせました。支配人の鳥海貴義さんは、「マルチカルチュアルで活気のあるスペースにして〝動き〟のあるホテルを演出しました」と話していました。
 ホテルエントランス空間の真ん中に位置するバーは、欄間と金箔がビンテージもののつるり照明によって照らし出され、いつもと違った気分にさせてくれます。鳥海さんは気が向くと、バーでシェーカーを振るといいますから、支配人のスペシャルメニューも期待できそうです。

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ホテルのバーでシェーカーを振る支配人の鳥海さん


 ラウンジスペースでは、シックな柄の着物をインテリアとしてディスプレーし、さらに着物生地をクションカバーにして、和の雰囲気を演出しました。

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着物をインテリアとしてディスプレー


 お客さまを出迎えるレセプションの背景には、古いたんすをまるで寄せ木細工のように組み合わせたオブジェが。もちろん、たんすとして使えるため重要なバックヤードとしての機能も果たしています。たんすと瓦タイルを照明が照らし、どことなく昭和レトロな懐かしい雰囲気を醸し出します。

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レセプションの背後には古いたんすを組み合わせたオブジェが


 また、こちらのホテルには地下に大浴場が完備されています。あたかも自然光のような照明を照らす「太陽光LED」を日本で初めて採用しました。地上から太陽の光が差し込んでいるような幻想的な雰囲気の中、湯船につかることができます。

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太陽光LEDを取り入れた雰囲気のある坪庭を眺めながらの入浴は最高のぜいたくです


 それでは客室をのぞいてみましょう。
 全105室のうち、48室と最も客室数の多い「プレミアキング」(2万9000円~)には、キングサイズのスクエアベッドが置いてあります。17・75平方メートルの部屋をなるべく広く使うために洗面台をバスルームにではなく、部屋側にまるでインテリアの一部のように設置しました。

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最も多い部屋のタイプは「プレミアキング」。こちらのプレミアキングは地下にあるため、とても静かで落ち着いた時間が過ごせます


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部屋の中に設置された洗面台もおしゃれ


 次に客室数の多い「モデレートツイン」(2万6000円~)はベッドボードのインテリアやラックの一部に、和のデザインを採用。洋室なのに京都ならではの雰囲気を演出しています。

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こちらのモデレートツインの部屋からは、東山の緑がのぞめます


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ベッドボードのインテリアは和のテキスタイルが取り入れられています


 また、畳を使った部屋もあります。「和室プレミアツイン」(3万1900円~)です。低いベッドを置くことで畳の暖かさや解放感を演出しました。畳はコンパクトな客室空間に合わせ、従来サイズ(910×1820センチ)よりも小さいサイズにしてよりフィットさせました。見慣れない大きさの畳は、斬新さと意外性が感じられ、こんなところにも非日常空間の心地よさが広がります。

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和室プレミアツインは、畳の暖かみを感じることのできる部屋


 さらに、ホテルとしては珍しい地下客室があり、都会の喧騒から離れて極上のステイとリフレッシュを提供します。
 また、客室をつなぐ廊下は、東西がモスグリーン、南北がホワイトと色分けされわかりやすくしたほか、客室のドアもまるでヨーロッパの旧いホテルのようです。

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ホワイトの扉の部屋が続く廊下は南北にあります


 「京都観光総合調査2015年」によると、京都の観光客数は年々増加しており、2015年の観光客数は5684万人、宿泊客数は1362万人と、ともに過去最高を記録しました。また外国人宿泊客数も前年より72・8%増と大幅に増加し、日本の訪日外客数の伸び率47・2%を大きく上回るほど、京都のインバウンド需要は高まっています。

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京都グランベルホテルは、京都の街が祇園祭でにぎわいを見せる時期にオープンしました=14日、、祇園祭の宵々々山で (写真報道局・寺口純平撮影)


 そこで、京都グランベルホテルではターゲットの6~7割を海外からの客に想定。その一方で、鳥海さんは「もちろん、国内の女性のお客さまに来ていただきたいです」と話します。そして「ゲストの方々が満足することを大前提に、スタッフとも、そしてお客さま同士も交流できることが〝おもてなし〟に繋がると思います。ホテルはこうあるべきというスタンスを代えたいですね」と意欲的に話していました。
 ラグジュアリーからビジネスにいたるまでここ数年、京都はホテルラッシュです。そんな中、デザイン性に優れ、京都の中の非日常をテーマにしたグランベルホテルは大人女子注目のホテルです。(写真はすべて田中幸美)


◆「京都グランベルホテル」京都市東山区大和大路通四条下ル大和町27番。☎075・277・7330。
公式ウェブサイトは、http://www.granbellhotel.jp/kyoto/




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