倉庫に眠るデッドストック素材や廃棄素材を利用したバッグやアクセサリーなどを展開するイタリアのファッションブランド「CARMINA CAMPUS」(カルミナ・カンプス)がこのほど、2017年春夏の新作を発表しました。
今回は老舗の傘メーカーの生地や高級車の車のシート生地などを再利用した新作が登場しました。来年春から販売されます。
まずご紹介するのは、ライフジャケットの中綿に使われる素材を使ったバッグです。ストライプと花柄の表地に覆われた中が、ライフジャケットの中綿になっています。イタリアでは非公認のライフジャケットも数多く出回っており、カルミナ・カンプスではきちんと承認を受けて正規証明書のタグの付いたライフジャケットだけを使って作っているそうです。その証拠にバッグの側面にタグを貼り付けています。ストライプの生地は洋服地を、花柄は老舗傘メーカーの生地を用いています。

見えませんが、ライフジャケットの中綿に使われる素材を使ったバッグ。花柄とストライプの2つがあります (写真・田中幸美)
また、イタリア製高級車のシート生地を再利用して作ったバッグも注目です。何種類かのシート生地を組み合わせてモザイク模様に仕立てたものとシート生地をそのままバッグの表に使ったものの2種類があります。シート生地はバッグ本体のほか、リュックのパイピング(縁取り)などにも利用されています。

イタリア製高級車のシート生地を再利用して作ったバッグ (写真・田中幸美)

ユニークなのは、イタリア高級ブランドのTシャツを細長く裁断して、編み直して作ったバッグや、スポーツ選手の着用するユニホームの生地を用いたものです。ユニホームは、スポーツに適したメッシュ素材になっており、「Stoli CUP」と大会名も記されているのが楽しいですね。
どれもデッドストックや廃棄素材を利用したとは思えないくらい洗練されていてスタイリッシュなバッグです。

イタリア高級ブランドのTシャツを細長く裁断して、編み直して作ったバッグ(左)とスポーツ選手のユニホームの生地を用いたバッグ (写真・田中幸美)
カルミナ・カンプスは、イタリアのラグジュアリーブランド「FENDI(フェンディ)」の創業者の孫娘で、長く「フェンディッシメ」で活躍した女性デザイナー、イラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディさんが2006年に立ち上げました。ブランド名はラテン語で「大地の聖歌」を連想させる造語だそうです。
イラリアさんは長く務めていたフェンディでの仕事を辞め、エコへの関心からローマ郊外にオーガニック農場を始めました。それを機に環境問題への関心を深め、ブランドをスタートさせたということです。

カルミナ・カンプスのデザイナー、イラリア・ヴェントゥリーニ・フェンディさん
カルミナ・カンプスは日本橋高島屋、横浜高島屋、大阪高島屋の3店で取り扱っています。
カルミナ・カンプスの詳細は、https://www.takashimaya.co.jp/store/special/carmin...