70トンもある大梵鐘を総勢17人の僧侶が撞きあげる知恩院の除夜の鐘は圧巻です。写真は27日に行われた試し撞き=京都市東山区の知恩院 (写真報道局・鈴木健児撮影)

《京都》年越しするなら知恩院の除夜の鐘を

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 明日はいよいよ大みそか。大みそかといえば、年越しソバに紅白に除夜の鐘…でしょうか。
 京都市内には約1600のお寺があります。大みそかの夜には、いっせいにあちこちで除夜の鐘を鳴らします。実際、南禅寺や永観堂などのある東山を歩いているとそこら中からゴーンという厳かな音色が響いてきて、それだけで1年の汚れが取り除かれ、心が洗われるような気がしてきます。

NHKの「ゆく年くる年」の中継回数が歴代2番目に多い知恩院


 京都の除夜の鐘の代表はなんといっても知恩院です。NHKの「ゆく年くる年」でも歴代2番目に中継の多い寺なので、ご存じの方も多いでしょう。

巨大な梵鐘を17人の僧侶が協力して撞きます。写真は試し撞きの行われた27日に撮影


 とにかく「日本三大梵鐘」の一つに数えられる重さ約70トンの巨大な鐘を大勢の僧侶が撞く様子は圧巻です。

17人の僧侶が撞く梵鐘は一見の価値ありです


 鐘は国の重要文化財で、高さ約3・3メートル、直径約2・8メートル。長さ約4メートルの鐘をつく撞木(しゅもく)に取り付けられた子綱を16人が引き、太い親綱を握る1人が体を投げ出してあおむけになってまるで倒れるかのように撞木を打つ独特の方法で撞きます。そのたびに荘厳な音が師走の古都に響き渡ります。

撞木の縄が幾何学的な模様を創り出します


 31日は午後10時40分ごろから鐘をつき始めますが、なんと、この日知恩院には約3万人の方々が参詣するそうです。
 午後4時には昼間の拝観が終了し、参拝の入り口の黒門が閉ざされます。午後8時に黒門が開門され、大鐘楼まで進むことができます。午後10時20分には御堂で法要が始まります。そして終わると、僧侶たちは大鐘楼へと移動し撞き始めます。
 ものすごい混雑ですが、一見の価値のある大みそかの風物詩です。
(写真はすべて写真報道局・鈴木健児)

◆知恩院は、京都市東山区林下町400。問い合わせは☎075・531・2111。知恩院の除夜の鐘特設ページは、http://www.chion-in.or.JP/12_jyoya/2017/index.html



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