京都市東山区の世界遺産、清水寺といえば、京都の観光地の中でも3本の指に入る人気名所です。
その清水寺の本堂(国宝)は約3年前から檜皮葺き屋根の葺き替え工事を行っていたため、本堂をすっぽり覆う箱のような「素屋根」がかけられていました。このほど工事が終了し、本堂が約3年ぶりに姿を現しました。
あと1カ月もしたら、本堂を取り囲むように桜が咲き誇るいつもの京の春の光景が楽しめることになりそうです。

檜皮葺き屋根の葺き替え工事が終了し、3年ぶりに美しい本堂が姿を現しました=2020年2月26日撮影
清水寺は、約50年ぶりに大規模な屋根の修理を実施しました。平成2017年6月ごろから屋根全体に丸太の枠を組み、鉄板とシートを組み合わせた「素屋根」と呼ばれる幅約48メートル、奥行き約45メートルの大きな箱状のものが設けられた。工事中は「清水の舞台」に立ち入るなど拝観はできましたが、舞台からの眺めも限定されていました。また、奥之院付近から眺める本堂は見えませんでした。

昨年12月初旬の本堂。美しい紅葉ですが、本堂は全く見えませんでした
昨年12月後半から、順次シートなどを取り外す素屋根の解体が始まり今月中旬、3年ぶりにピカピカとなった屋根と本堂が姿を現しました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、観光客が激減しているため、清水の舞台は珍しくゆったりとしていました。

奥之院付近も観光客は少なく、ゆったりと眺めることができます
(写真・文 田中幸美)