「ひつじのショーン」をご存じですか? お茶目でとてもかわいいですよね。今、みなとみらい駅直結の「みなとみらいクイーンズスクエア横浜」(横浜市西区)を訪れると、なんと30匹ものひつじのショーンに会うことができます。

30匹のひつじのショーンは、2つのグループに分けられて展示されています=横浜市西区みなとみらいのみなとみらいクイーンズスクエア
「ひつじのショーン」は20年前、イギリスの「アードマン・アニメーションズ」制作の短編映画「ウォレスとグルミット 危機一髪」という作品の中に誕生しました。アクシデントで自動編み機に毛を刈られてしまうちょっと間抜けな羊として初登場したのです。その羊に自分の毛で編まれたセーターを着せて、ウォレスは彼をショーン(Shaun)と名付けました。そこからスピンオフ作品としてクレイ・アニメーション「ひつじのショーン」が生まれました。

さまざまな表情のひつじのショーン。通りかかった人たちは一緒に写真を撮ったり、じっくり見比べたりしています
そのショーンがアニメではなく、さまざまなアーティストによって個性的に彩られた30体の大型オブジェとなってみなとみらいクイーンズスクエア横浜2階の「クイーンモール」にお目見えしています。
オブジェは、どれも高さ約130センチ、全長約140センチ。30体のうち、1体はアニメのショーンを忠実に再現した〝リアルショーン〟です。

クレイアニメーションに忠実に再現された〝リアルショーン〟
「新世紀エヴァンゲリオン」で知られ、「シン・ゴジラ」の脚本・総監督を務めた映画監督でアニメーション作家の庵野秀明さんは、デザイナーの山下いくとさんと組んでかわいいセーター柄のショーンを誕生させました。庵野さんは「エヴァのテイストとショーンのキュートさを見事に融合しています」とコメントを寄せました。
エヴァの隣には、漫画家の安野モヨコさんのショーンが並びます。こちらは2003年から07年に「なかよし」に連載されたマジカル・ラブ・ファンタジー漫画「シュガシュガルーン」をモチーフにした作品で、主人公の魔女のショコラに魔法がかかって変身した羊を表現しています。

エヴァンゲリオンモデルのショーン(左・©カラー)とシュガルーンモデルのショーン(©安野モヨコ/コルク)
ショーンもキティファッションでヘビロテ? ハローキティを頭の上に乗せピンク色のショーンも登場しました。こちらはハローキティ デザイナーの山口裕子さんがデザインしました。

ハローキティモデルのひつじのショーン©1976、2016 SANRIO CO,LTD
他にも現代美術作家の渡辺おさむさんや書家の國重友美さん、アーティストのファンタジスタ歌麿呂さんらが、これまでに見たこともないショーンを生み出しています。
ショーンは12日(日)まで展示した後、3月5日(日)、東京・代官山の「代官山T-SITE GARDEN GALLERY」でオークションにかけられ、必要経費を除いた収益が日本赤十字社医療センターと渋谷区社会福祉協議会に寄付されます。

さまざまな表情のひつじのショーンは見ていて思わず笑みがこぼれます
このショーンのアート&チャリティプロジェトは、「アートを通して子供たちを幸せにしたい」という思いから始まりました。これまでに昨年5月には東京・渋谷で、9月に二子玉川で、そして11月に大阪で展示を行い、今回のみなとみらいが最後となります。個性的なショーンに会いにみなとみらいクイーンズスクエア横浜に行ってみませんか。 (写真はすべて田中幸美)
© & ™ Aardman Animations Ltd. 2016
© Shaun IN JAPAN PROJECT
◆「ひつじのショーン」の詳細は、みなとみないクイーンズスクエア横浜のホームページで、http://www.queens-east.co.jp/qe/event/detail.html/...