京都市東山区の浄土宗総本山・知恩院で27日、歳末の風物詩である除夜の鐘の試しづきが行われ、師走の古都に一足早く「ゴーン」という大鐘の荘厳な音が響き渡りました。知恩院は「大みそかには、新型コロナウイルスの早期終息を祈念し、医療従事者への感謝の気持ちを込めてつきたい」と話しています。

16人の僧侶はマスク姿で子綱を引き、親綱を引く僧侶は体を仰向けにぶら下がりながら独特の方法で撞く
寛永13(1636)年鋳造の大鐘は、方広寺(京都市東山区)、東大寺(奈良市)とともに「日本三大梵鐘」の一つに数えられる国の重要文化財。高さ約3・3メートル、直径約2・8メートル、重さ約70トンで国内最大級とされています。
「えーいー、ひとーつ」「そーれ」の掛け声とともに、16人の僧侶が長さ約45メートル、重さが350キロもある巨大な撞木から枝分かれした子綱を引き、親綱を引く1人があおむけにぶら下がりながら鐘を打ち鳴らしました。

子綱を引く16人の僧侶と親綱を引く1人の僧侶の絶妙な呼吸で鐘は響き渡る
大みそかの31日は例年通り年をまたいで108回鐘をつきますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、午後4時30分に閉門して境内には入れなくなるので、除夜の鐘の公開は中止となります。
その代わり、午後10時30分ごろからyoutubeでライブ配信するので、知恩院の担当者は「自宅で静かに見てほしい」と話しています。
