《有楽町》ダンスでつづる舞台「*ASTERISK」

演劇, カルチャー

 日本のトップダンサーたちが一堂に会して1つの物語をつづるダンス公演「*ASTERISK(アスタリスク)」。4回目となる今年は、エッセイスト、中村うさぎさんの書き下ろしで、美魔女の大女優と天真爛漫な新人アイドルとの葛藤を描いた「Goodbye,Snow White 新釈・白雪姫」を東京・有楽町の東京国際フォーラムで上演しました。

 そのなかで目を引いたのが、東京ゲゲゲイのMIKEYさんこと牧宗孝さんが演じる美魔女の付き人やナースなどの役を演じ、中性的な雰囲気を醸し出しながらフリースタイルのジャズダンスを披露した2人組「TUKIとKUMA」です。「月と熊」ではありません。兵庫県西宮市出身のいずれも18歳の高村樹(いつき)さんと村上生馬(いくま)さんによるストリートジャズをベースにしたダンスチームです。


 ASTERISKの出演は、以前からMIKEYさんのワークショップに参加している縁で、オファーを受けました。
 「去年の公演を見ていて、今年も絶対に見に行こうと思っていたのに、自分たちが出ることになるなんて、光栄としか言いようがありません」と目を輝かせていました。

 以前ほど頻繁ではないですが、今も時々コンテストには出場しています。「挑戦しないと勝負魂みたいなものが薄れてしまいます。緊張感を持ってダンスをするにはコンテストが必要だし、闘うことをしないと成長が止まっちゃうと思います」。2人は口をそろえました。

(写真・文 田中幸美)



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