大きな和紙に今年の漢字「災」を揮毫する清水寺の森清範貫主(写真報道局・永田直也撮影)

《京都》平成最後の年の漢字は「災」 清水寺で発表


 今年1年の世相を漢字一字で表すとしたら、あなたならいったい何の字を選びますか?
師走恒例の「今年の漢字」が12日、京都市東山区の世界遺産、清水寺で発表され、災害の「災」という字が披露されました。
清水寺の森清範貫主が縦1・5メートル、横1・3メートルの特大の和紙に大筆で豪快に揮毫しました。

1面インデックス 清水寺で「今年の漢字」③.jpg大きな和紙いっぱいに「災害」の「災」の字を書き終えた森貫主


 揮毫を始めるまでは、晴れて青空がのぞいているのに強い雨が降ったりして、まるで「狐の嫁入り」のようでしたが、森貫主が字を書き始めると雨はピタリと止みました。そして、書き終えてしばらくするとまた雨が落ちてくるなど、ここ数年の気候変動を表すようなお天気でした。
 「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会が毎年11月初旬~12月初旬にかけて全国から募集します。協会によると、今年は19万3214票の応募があり、「災」が2万858票(10・80%)を集めて1位となったそうです。「災」は、2004年に一度選ばれており、2度目となります。
 6月の大阪北部地震や7月の西日本豪雨、9月の台風21号と24号など自然災害が多発したことから選ばれたということです。また、今夏は生命の危険を感じるような記録的猛暑だったこともあり、「防災」への意識の高まりがあったことも理由となりました。全国の被災地で災害復興を支援するボランティアの活躍も話題になりましたね。
 さらに、仮想通貨の流出やスポーツ界でのパワハラ問題、医大入試の不正問題など人災といえる問題もたくさん発覚しました。
 平成最後の年が「災」では先々に希望が見いだせないような気もしますが、森貫主は「人災や自然災害のないような来年でありますように」と話していました。

「今年の漢字は災」①.jpg今年の漢字は、12月21日の午後6時まで、本堂に展示されます

 

 2018年「今年の漢字」トップ10
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