今月15日に開かれる京都三大祭りの1つ「葵祭」を前に、祭りのヒロインの斎王代(さいおうだい)が身を清める儀式「御禊(みそぎ)の儀」が4日、京都市左京区の世界遺産、賀茂御祖神社(下鴨神社)で営まれました。

葵祭は上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、京都最古の祭りといわれています。昔は斎王と呼ばれる未婚の皇女が儀式に奉仕していました。斎王代は、昭和の時代に復活された斎王の代わりの役目を果たす女性で、京都にゆかりのある未婚の女性の中から選ばれます。
今年、第64代斎王代に選ばれたのは、京都市在住の会社員の負野李花さん(23)。同志社大在学中にはラクロスで全国制覇を果たし、語学が堪能な活発な女性です。

御禊の儀は、葵祭を前に身を清める神事です。
雅楽の調べが響く中、斎王代が、童女や采女ら約50人とともに十二単姿で登場。大勢の参拝者が見守る中、童女に導かれて御手洗川に進み、ゆっくりと手を浸して身を清めました。祭りの無事の祈願も込められています。



令和最初の斎王代を務めることについて負野さんは「令和という次の時代に京都の文化を受け継ぐので今まで以上に気を引き締めたいです」と述べていました。
また、「これから(令和の)斎王代を務める方のお手本になったらいい」とも話しました。

見守った参拝者らはみやびやかな王朝絵巻に酔いしれていました。御禊の儀は、下鴨神社と上賀茂神社(同市北区)で隔年で行われます。 (撮影/写真報道局・永田直也&京都総局・田中幸美)