約4000年前に絶滅したといわれるマンモス。巨大なカラダに鋭い牙という見た目のインパクトに加え、進化の過程などの謎もあり太古へのロマンを感じさせます。その冷凍標本を史上最大級の規模で展示する「マンモス展―その『生命』は蘇るのか―」が6月7日(金)、東京・青海の日本科学未来館で開幕しました。
本展はマンモスの生きた「過去」、永久凍土から出土が進む「現在」、そして”復活”の夢を追う「未来」で構成。なかでもマンモスの故郷といわれるロシア連邦サハ共和国の永久凍土から出土した鼻や皮膚などの標本を世界初公開し、化石などと違う生々しさを伝えています。
また、近畿大学が1996年から進める「マンモス復活プロジェクト」は、生命科学の進歩に加え、倫理的な課題などを考えさせてくれます。
この機会に、時空を超えた壮大なマンモスの物語を知ってみてはいかがでしょうか。
マンモス展―その『生命』は蘇るのか―
会場:日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
会期:6月7日~11月4日(月休) ※火曜休館(7月23日~8月27日、10月22日は開館)
開館時間:10:00~17:00
入場料:1800円、小学生~18歳1400円、4歳以上の未就学児900円
問い合わせは、TEL 03-5777-8600(8:00~22:00)