昨年の北陸新幹線の開通で観光地として脚光を浴びる富山県が、本格的な秋の観光シーズンの到来を前に、今年6月に首都圏での情報発信拠点としてオープンした「日本橋とやま館」(東京都中央区)で今月25日まで観光PRを行っています。これまでなかなか県外、しかも県内でも産地外には出回らなかった幻のお菓子の販売や富山産の新鮮な魚をふんだんに使った限定のランチ、駅弁としても人気の高い「ますの寿司」の作り方体験など盛りだくさんのメニューです。
この観光フェアは、2013年から春と秋の年2回の旅行シーズンに合わせて提案している体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅」のPRの一環です。富山県と県内14市町が観光地や、まだ観光地としてそれほど認識されていない場所を何らかの体験を織り交ぜながら巡るモデルコースを提案、ハンドブックにまとめて配布しています。ちなみに2016年秋号では、アートの街といわれる富山市の8つの美術館を巡る旅や、日本三大仏の1つ、高岡大仏のある高岡市を古地図片手に城下町散策する旅、漁業の街、魚津市で競りを見学した後に市場での朝食を楽しむ旅など大人の知的好奇心を刺激する33のプログラムが満載です。

まるでガイドブックのようなステキな写真と記事の「大人の遊び、33の富山旅」の冊子
そこで、9月25日までの間、「33富山旅」セレクトコーナーを設置、「おらんだ焼」という洋風せんべい(ワッフル)や、北アルプスの雪解け水を使った水出しコーヒー、薬都、富山ならではの「メグスリノキ」をブレンドした「九宝茶」など、産地以外には県内でもあまり出回る機会のなかった産物を展示販売します。特におらんだ焼は射水市の魚間菓子舗の四代目、魚順一さんが昔ながらの手作業で製造しているため、1日あたり160~200枚焼くのが限度といわれ、ほとんどが地元で消費されます。小麦粉、砂糖、卵を原料に練り合わせ、直径17センチの鋳物の型に流し入れて焼いたせんべいです。サクッとした食感と素朴な味が魅力です。

「おらんだ焼」という洋風せんべい(ワッフル)。県内外から多数引き合いがあるそうです

北アルプスの雪解け水を使った水出しコーヒー「水の時計」

水出しコーヒーを味わうことができる館内の「トヤマバ-」。もちろん、富山名産の日本酒もたくさん取りそろえています
さらに、館内の和食レストラン「富山はま作」では、富山湾で獲れる魚介類が自慢のメニューのほか、12日からは10食限定の「わっぱ飯」が特別メニューとして登場します。わっぱ飯には紅ズワイガニや、大人気の白エビ、滑川かまぼこなど富山産の食材をふんだんに使いました。
また、週末の16日には、ご飯の上に肉厚のジューシーな鱒の切り身を乗せて作る「ますの寿司」のワークショップや、ガラス作家が語るわかりやすいガラスの技法のトークショーなどもあります。
この機会に「日本橋とやま館」に足を運んで〝富山プチ旅体験〟をしたらいかがでしょう。もちろん、富山旅行の予習にもなります。

館内の和食レストラン「富山はま作」で12日から提供される「わっぱ飯」

取材に訪れた10日には、バーカウンターを使って高岡市の和菓子老舗「引網香月堂」の引網康博さんが生菓子作りの実演を行いました。午前11時から午後5時までの間になんと75個も作ったそうです

引網香月堂の引網康博さんが作った美しくて可愛らしい生菓子の数々
「日本橋とやま館」のホームページは http://toyamakan.jp/
「引網香月堂」のホームページは http://www.hikiami.co.jp/