パリでエクレアのもっともおいしい店として人気の「レクレール・ドゥ・ジェニ」の2016年秋冬の新作エクレアの発表会がこのほど東京・南青山の「青山迎賓館」で開かれました。オーナーシェフのクリストフ・アダンさんが来日し、新作のエクレアのほか、ハロウィンやクリスマス限定のエクレアなどをPRしました。
新作エクレアは、生クリームとサクッとした口当たりが特徴のメレンゲを入れて小豆クリームでデコレーションした「アズキメレンゲ」および、「紅玉」「みかん」と名付けられた日本の果物をイメージしたエクレアで、いずれも日本限定発売です。また、ハロウィン限定では、「ジャック・オー・ランタン」(カボチャのおばけ)をモチーフにしたカボチャペースト入りのカスタードクリームの「ハロウィン」やオレンジ風味がアクセントになったホワイトチョコクリームの「ノワール」など3種類です。クリスマス用にはキャラメル風味が特徴の「メールノエル」。さらに赤、緑、白の3色のクリスマスカラーのクリスマスケーキ「ガトーノエル」も用意しました。3色とも同じ味で、滑らかな口どけのチーズケーキです。

ハロウィン限定の新作。その名も「ハロウィン」(左・562円)や「ハロウィン2016」(左から2個目・594円)、「ノワール」(右端・562円)。いずれも価格は税込みで、10月31日までの限定販売です。(写真・田中幸美)

こちらはクリスマスの限定の新作です。「ガトーノエル レクレール・ドゥ・ジェニ#3」(各5400円・税込み)。左からヴェール、ブラン、ルージュで味は一緒です。12月17日まで予約受付をしているそうです。(写真・田中幸美)

バレンタイン限定のショコラ(写真・田中幸美)

会場となった「青山迎賓館」は素敵な飾り付けが施され、アダンさんのこだわりを感じさせます(写真・田中幸美)
エクレアはミルフィーユ、パリブレストと並ぶフランスの伝統菓子です。アダンさんは1996年にフランスの高級食料品店「FAUCHON」(フォション)に入社。シェフパティエを務めていた2002年、客から「オレンジ味のエクレアはできないか」というリクエストを受けたことがきっかけとなってカラフルなエクレア作りに挑戦し始めました。チョコとカフェの2つの味が定番だったエクレアに、いろいろな味を加え試し少しずつ改良を重ね、現代的で繊細さと美しさを兼ね備えたアート作品のようなエクレアを生み出しました。
2011年には15年間在籍したフォションから独立。翌12年に、歴史的な古い街並みを残しながらファッションやアート、食などの分野で流行の最先端を発信するパリのマレ地区に「レクレール・ドゥ・ジェニ」をオープンさせました。遊び心あふれ、斬新でモダンなエクレアはたちまち大人気に。現在までにパリ市内に8店舗をオープンし、来年3月にはルーブル美術館やパレロワイヤルのある地区に9店舗目をオープンさせます。日本では2年前の14年から、日本橋、横浜、新宿、大阪、京都の各高島屋に出店しています。4年間で約250種類のエクレアを生み出しました。

エクレア作りの実演を披露するクリストフ・アダンさん。かなりのイケメンです(写真・田中幸美)

見事な手さばきでエクレアをどんどん製作するアダンさん(写真・田中幸美)
次から次へと新しいエクレアのアイデアが出る秘訣は何かと尋ねるとアダンさんは「アイデアが空から降りてくるんです」と目を細めました。そして「お菓子や新しいエクレアのことを考えたり、デザインを考えたりするのが好きなのです」と話していました。また、以前そうしたアイデアをメモに残して盗まれたことがあったので、それ以来極力メモはしないそうです。
「ただ、不思議なことに他の国より日本に来るとすごくアイデアがわいてくるんです」といいます。前日に大阪から新幹線で東京に向かう際にも2017年のクリスマスケーキのアイデアがひらめいたそうです。
そして、日本では甘さを控えめにして極力日本の素材を使用するようにしているそうです。使ってみたい日本の食材としては、イチゴやメロンに加え、黒ごまを挙げていました。最後に「これからもみなさんをビックリさせるようなクリエーションをどんどん出していきますので楽しみにしていてください」と話していました。

イマジネーションあふれるエクレアを次々と作り出すクリストフ・アダンさん(写真・田中幸美)
◆問い合わせは 日本橋高島屋☎03・3211・4111 横浜高島屋☎045・311・5111 ほか、新宿、大阪、京都の各店まで。