地上

《銀座》ファンケルの屋上にローズガーデン


 東京・銀座の「ファンケル 銀座スクエア」では、屋上テラスガーデンを気品高い秋のバラで埋め尽くしたイベント「オータムローズガーデン 2016」を11月4日までの期間限定で開催しています。
 通常、一般客は入れないロイヤルルームとそれに続くテラスガーデンを入場無料で開放。バラが咲き乱れるテラスガーデンを自由に見て回れるほか、ロイヤルルームではバラグッズの販売などを行っています。今年9回目となるイベントのテーマは「香りのバラとベルサイユのばら」。地上40メートル、20坪のガーデンでは、マリー・アントワネット、オスカル・フランソワ、アンドレ・グランディエなど池田理代子さん原作の人気マンガ「ベルサイユのばら」(ベルばら)の登場人物をモチーフにしたバラを中心に50種類700本のバラが楽しめます。

今回のテーマは「ベルサイユのばら」です。オスカル、マリーアントワネットとともに記念撮影ができます (写真・田中幸美)


マンガ「ベルばら」にちなんだバラは6種類あります。写真は「ロザリー ラ モリエール」 (写真・田中幸美)


 イベント初日の28日には、池田さんとNHK「趣味の園芸」でおなじみの京成バラ園ヘッド・ガーデナー、村上敏さんのトークショーが行われ、会場は「ベルサイユのばら」にちなんだバラと、香りのバラなどで飾られました。
 池田さんは「若いころはどちらかというとバラの香りが苦手でした。いろいろなことがわかってきてはじめて、バラが香りの女王だなと思うようになりました」と打ち明けると、村上さんは「40代に入ると突然バラに目覚める人がいて、引き寄せられるように好きになります」と解説。会場の参加者にはうなずくような仕草をする人もいました。
 また、バラにはストレスを解消し、落ち着かせる鎮静効果があり、さらに香りは認知症に関しても治療薬とほぼ同じような効果が研究で確認されていることも紹介。池田さんも「リラックスすることでガン細胞が小さくなったという話も聞きます。香りの効果はあなどれませんね」としみじみと話していました。
 池田さんからは「フッと香ってきたときに、昔付き合っていた男の人がつけていたにおいを思い出すことがあります」と、会場が一瞬ドキッとする発言も飛び出しました。そして、「香りは瞬時に記憶を呼び覚まします」と話していました。
 ベルサイユのばらをテーマにしたバラでは、白いバラの「オスカル フランソワ」は清楚でさっぱりした香り、紫の「フェルゼン伯爵」はベルばらシリーズの中でもっとも強い香りだそうです。村上さんによると、バラは色と香りが連動していて、ピンクはバラらしい香り、黄色はスッキリした柑橘系の香りがするそうです。

マンガ「ベルサイユのばら」の原作者、池田理代子さんとNHK「趣味の園芸」でおなじみの京成バラ園ヘッド・ガーデナー、村上敏さんのトークショーが行われ、〝リアルベルばら世代〟の女性を中心に100人以上が詰めかけました  (写真・田中幸美)

 ファンケルのローズガーデンは、バラが開花する春と秋の2回開催しています。バラの他にも6月のアジサイ、10月のハロウィーンなど年に数回テーマを決めて庭園を開放しています。
 もともと最上階は特別室とそれに続く庭園がありましたが、創業者一族の会合やVIPの会食など年に数回しか使用されていませんでした。9年前に館長に就任した深澤典子さんが「イギリスのオープンガーデンのように一般開放したらお客さまに喜んでいただけるのでは」とこのガーデン企画をスタートさせたそうです。回を重ねるごとに来場者が増え、昨年5月のローズガーデンには1週間の会期中、過去最高の6800人が訪れました。都心でまとまった花を楽しめるとあって、今ではすっかり銀座の風物詩として定着しています。

◆「ファンケル銀座スクエア」東京都中央区銀座5丁目8-16(午前11時~午後8時、営業時間はフロアによって異なります)。問い合わせは☎03・5537・0231



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