先日リニューアルオープンしたばかりの日比谷シャンテに8日(日)、香港の人気点心専門店「添好運(ティム・ホー・ワン)」がオープンします。手頃な価格で絶品の点心が味わえると人気を呼び、2010年にはミシュラン一つ星を獲得、〝世界一安いミシュランレストラン〟として世界的に有名になったお店です。現在では香港や台湾などアジア各国とアメリカ・ニューヨークに展開していますが、日本への出店は初めて。世界中の美食家をうならせた味が手軽に楽しめるとあって話題を呼びそうです。
添好運は、フォーシーズンズホテル香港の高級広東料理専門店「龍景軒」の点心師を務めたマック・クァイ・プイさんと、友人のリヤン・ファイ・クンさんとが独立し、2009年に創業したお店です。「本物の味を、よりカジュアルに」をコンセプトに、オリジナルレシピで手作りした点心を提供しています。日比谷店でも本国のコンセプトを踏襲し、あえて日本人向けにアレンジすることなく香港の味をそのままに、1品400円~600円と比較的リーズナブルに提供します(別途席料10%有り、一部メニューはテイクアウト可)。注文を受けてから蒸したり焼いたりするので、どの料理もアツアツです。
ぜひ味わっていただきたいメトロポリターナおすすめメニューを紹介します。
まず、一番人気の「ベイクドチャーシューバオ」。クッキーのようにサクサクふんわりした食感のパン生地の中に、しっかり味の広東式チャーシューと醤油や砂糖で味付けした甘めの餡をたっぷり詰めて焼き上げています。生地の優しい味わいと餡のしっかりとした甘みが絶妙です。
つづいて、甘い中国醤油を使ったチョンファンソースを目の前でたっぷりかけてもらっていただく、ライスロール料理。生春巻きなどとは違い、上新粉や米粉など5種の粉をブレンドした液状の生地と海老などの具材を、専用の蒸し器で蒸してから包みます。つやつやと輝く生地は、モチモチと柔らかく、箸でつまむと破れてしまうほど。うどんのようなつるっとした喉ごしが特徴です。チョンファンソースと絡めながらいただきます。