アフラックの社員向け支援が照らす「がん治療と向きあうかたち」


 日本のがん保険の先駆者、アフラック。同社は契約者への保障だけでなく、社員のがん罹患に対する支援体制も整えている。28歳と30歳で精巣がんを患い、がんを経験した社員によるコミュニティ「All Ribbons」のリーダーも務める小杉英朗さんに話を聞いた。

──最初に異変に気づいたのは?
 左の精巣に〝小石のようなしこり〟を感じ、妻のすすめで受診。その後、大きな病院への紹介状を受け取った瞬間がもっとも落ち込みました。当時は営業として「生涯をとおして2人に1人はがんになる」とお客様に話していましたが、まさか自分がなるとは。調べるうち「精巣がんかも」と覚悟しつつ、芸能人の復帰談に救われました。1回目は手術のみで完治しました。

──2度目のがんを知ったときは?
 2回目は抗がん剤治療が必要で、不妊治療中でもあり将来への不安が大きかったです。副作用も強く、約3カ月入院しましたが、上司の「焦らなくていい」という言葉や、復職時に在宅勤務を活用するなど、職場の温かいサポートに助けられました。

──経済的な負担は?
  国の高額療養費制度に加えて、自社のがん保険に加入していたのでその給付金で自己負担は少額に。さらにアフラックの保険加入者向け無料相談で、カウンセラーから不妊治療の情報を得て希望をもてたことも大きかったです。実際に利用することで、心から寄り添ってくれるサービスだと実感しました。

──現在はどのような仕事を?
 社外に向けたがん教育プロジェクトに携わりながら、全国の学校を訪問することも。授業前のアンケートは〝がん=死〟と答える子どもが多いですが、受講後は大半の生徒が〝早期発見で治る可能性がある病気〟と意識を変えます。「がんになってもその人はその人のまま」という思いやりが広がるのを感じています。

──最後にメッセージを。
 つらいことは誰にでも起こります。がんになってよかったとは思えませんが、得られた気づきはあります。何よりも、主観だけでなく客観的に物事を見つめることが〝前へ進む力〟になると思います。

 罹患後、体外受精で2人の子どもを授かり、家族4人で穏やかに暮らす小杉さん。国の制度や会社、家族の支えが今の日々につながっている。その言葉には、歩んだ時間の重みと前を向く力がにじんでいた。


小杉英朗さん
2012年にアフラック生命保険株式会社に入社後、精巣がんを2度経験。現在は家族4人で暮らす。

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アフラックのがん対策
「すべての人と働く人のために」

アフラックが行っている「がんや病気に罹っても安心して自分らしく生きる・働く」ための、支援をみていこう。


【働く人へ】
がんを経験した社員のコミュニティ「All Ribbons」

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 アフラックの社内公募で集まったがん経験者の社員で構成されるコミュニティ。自身の経験を活かし、がん治療と仕事の両立に悩む社員のサポートや、各種制度の運用の見直し、新たな商品・サービスの開発支援などに協力している。メンバー同士の情報交換や自身の体験談の公開、相談窓口の開設、社員向けのパネルディスカッションの開催など、多様な活動を行う。

アフラックの「がん・傷病就労支援の取り組み」についての詳しい情報はこちら
https://www.aflac.co.jp/corp/value/health-management/cancer.html


【すべての人へ】
がん社会に向き合うすべての人へ、アフラックの挑戦

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 アフラックは保険の枠を超え、がんとともに生きる社会づくりに取り組む。小児がん経験者や親をがんで亡くした高校生のための返還不要の奨学金制度「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」を設立。アフラックの保険契約の有無にかかわらず応募が可能だ。また、全国の小・中・高等学校でのがん教育支援や教職員研修も行っている。

「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」の募集はこちら
https://www.aflac.co.jp/news_pdf/2025103101.pdf 





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