季節を問わずさまざまな食材が年間を通して手に入る令和の時代。本来、野菜や果物、魚には旬があり、その季節に食べるからこそ滋養強壮にきくというもの。“旬”を食して、大地の恵みでエネルギーチャージしよう!
今月の旬:きのこ
人工栽培されたきのこは一年中手に入るものの、野山に自生するきのこの季節がおいしい時期はこれから。
舞茸、しいたけ、なめこ、しめじ、松茸など多くのきのこが顔を揃える季節だ。香りや食感がいっそう豊かになるきのこを味わおう。

『なめこそば』 1760円
老舗そば屋の季節メニュー
香り立つ、なめこそば
淡路町駅からほど近い、創業明治17年の老舗そば屋〈神田まつや〉。歴史ある商家造りの建物と、伝統的な手打ちそばは、連日開店前から行列ができるほどの人気ぶりだ。毎年この季節になると、店のお品書きに追加される「なめこそば」と「なめこせいろ」。10年ほど前から、秋の定番として親しまれる一品、なんといっても大粒のなめこが食欲をそそる。店主の小高さんが理想の「なめこそば」のために、探し求めたという天然なめこは、長野県から直接仕入れているもの。スーパーなどで見かけるなめこよりも2〜3倍大きく、香りがよくて力強い風味が特徴。噛めば口いっぱいにじわじわと旨味が広がる。ぬめりは控えめで、なめこが苦手な人にも好評だ。温かい「なめこそば」は、昔ながらの濃いめのおつゆの中でそばとなめこが調和し、柚子皮がさわやかなアクセントに。秋から冬にかけて、寒さの深まりとともに楽しみたい格別の一杯。
神田まつや
住:東京都千代田区神田須田町1-13
営:平日11:00〜20:30(L.O.20:00)/土曜・祝日11:00〜19:30(L.O.19:00)
休:日・月曜
www.kanda-matsuya.jp
《Present》
〈神田まつや〉より、手折りめん(乾麺)を5名様にプレゼント。
応募方法はこちら

『火鍋のベース 4500円〜』※火鍋は各種コースにてご利用いただけます
薬膳で芯から温まる
雲南きのこ火鍋
多様な種類のきのこを味わうなら、鍋がおすすめ。医食同源の思想に基づく、中国雲南料理が味わえる〈御膳房〉。名物のきのこ火鍋は、雲南省から取り寄せた希少性の高いきのこや、日本産のきのこを堪能できる。大皿に盛られた色とりどりのきのこは、形も香りも個性豊か。火鍋といっても鍋のスープは辛くなく、素材の味を引き立てるやさしい味わい。烏骨鶏の出汁をベースに、なつめなどの薬膳食材をふんだんに使っているから、体を芯から温めてくれる。各種きのこの風味が一段と強くなる11月頃からは、メニューのラインナップもさらに充実する。セットのきのこに加え、十数種類のきのこメニューから追加注文も可能だ。大ぶりのポルチーニや栄養価の高い蛹虫草など、今しか食べられない珍しいきのこも続々と入荷予定。大人数で鍋を囲み、きのこの食べ比べに興じるのもこの季節ならではの楽しみだ。
御膳房 銀座店
住:東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャス11F
営:11:30〜15:00/17:00〜22:30
休:年中無休
gozenboroppongi.owst.jp
※季節限定のきのこは入荷状況により変動します。店舗のスタッフまでお気軽にお尋ねください