バリエーションに富んだ形と鮮やかな絵付けを楽しめる有田焼の豆皿

《池袋》名匠の作品など2万点ずらり 「400年 有田の魅力展」


 日本で初めて焼かれた白磁器「有田焼」が今年、創業400年を迎えたのを記念して、東京・池袋の東武百貨店で「400年 有田の魅力展」が開かれています。

 「有田の魅力展」では、初期の伊万里様式から古伊万里金襴手(きんらんで)様式に至るまで様式の変遷がわかる展示や、現代の有田焼の名匠や代表的な窯元の作品計2万点を展示販売しています。産地の佐賀県有田町がそのまま池袋に引っ越してきたような規模です。

 暮らしの中にもっと有田焼を取り入れる提案を行っているフードスタイリストの遠藤文香さんが、手のひらサイズの小皿「豆皿」と食とのコーディネートを紹介するブースもあります。遠藤さんは「平らな皿だけよりも、横から見て高さの違うものを組み合わせたり、色が豊かな食材には柄のない皿を合わせるなど工夫すると食卓が美しく楽しくなります」と話していました。

豆皿と食とのコーディネートを紹介するフードスタイリストの遠藤文香さん

 陶芸好きで知られる日本文学研究者のドナルド・キーンさんが22日の内覧会に駆けつけ、「有田焼の魅力はなんといっても透明感のある白磁の美しさと絵付けの上品で華やかさです」と語りました。

作品を熱心に鑑賞するドナルド・キーンさん


 有田焼とは、有田町とその周辺地域で製造される磁器のことです。17世紀初頭、有田町の泉山で磁器の原料となる陶石が朝鮮人陶工らによって発見され、日本で初め磁器が焼かれるようになりました。当時は、伊万里(いまり)港から海外向けに積み出されていたので、「伊万里焼」とも呼ばれていました。 

人間国宝の陶芸家、井上萬二さんの白磁の作品コーナー


◆「400年 有田の魅力展」は28日(火)まで(午前10時~午後8時)、入場無料。問い合わせは☎03-3981-2211 東武百貨店。


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