西洋の器とは異なった趣のある日本の器。日本ならではの四季折々の季節感がある食事も、器によって、より引き立ちます。
そんな日本の器で、400年の間、育まれてきたのが有田焼です。有田焼とは、佐賀県有田町とその周辺地域で製造される磁器のことであり、日本で初めて焼かれた磁器です。当初は、伊万里港から出荷されていたため「伊万里焼」とも呼ばれていました。
京王プラザホテル東京(新宿区)では8月2日まで、「有田・伊万里やきもの夏まつり」が開催されています。このイベントは1981年にスタートし、今年で37年目。今回は、初めて古伊万里も登場しています。
染付けの唐草や蛸唐草などの皿や飯椀、湯呑み、青磁の小鉢や色絵の小皿、箸置きなど、かなりお高い価格帯のものから、手頃に購入できる数千円のものまで。古伊万里も飾っておくだけのものではなく、日常の中で使ってこそ生ききてくるとの考えから、様々な器が出展されています。
食空間プロデューサー 丸山洋子さんらによる古伊万里を使ったテーブルコーディネートも一見の価値あり!優雅で涼しげなコーディネートに思わずため息が出てしまいます。
7月31日までは、有田・伊万里焼きの器に盛りつけたメニューが、ホテル内の各レストランで提供されています。和食、フェレンチ、イタリアン、中華、韓国料理、アフタヌーンティーのメニューがそろっています。
展示会場は入場無料ですから、ちょっと立ち寄って、自分好みの器を見つけ、生活に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。
有田・伊万里やきもの夏まつり
会場:新宿区西新宿2-2-1 京王プラザホテル東京 3階アートロビー他
期間:8月2日(水)まで
※レストランフェアは7月31日(月)まで
入場無料