photo: Shigeo Kosaka text: Sion Yamashita edit: Kohei Nishihara(EATer)

主演大谷亮平 ミュージカル 『ボディガード』

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「私も守って」と思わせるフランクを演じたい。

重ねてきた経験を生かし
新たな境地を目指す

 主人公の女性歌手を演じるホイットニー・ヒューストンが歌った主題歌「I Will Always Love You」のほか、印象深い名曲が揃った映画『ボディガード』。1992年に公開され、警護役のケビン・コスナーとの共演も話題となって大ヒットしたこの映画を舞台化したミュージカル版が再び上演される。コロナ禍の影響で5公演で終了した2020年の初演と2022年の再演で主演を演じてきた大谷亮平が、その心境について語った。

 「初演の時は“途中で終わってしまったことが残念だったのでは?”とよく聞かれるのですが、舞台作品自体が初挑戦だった僕は、経験者の方々とは違う気持ちで臨んでいたと思います。お客さんの入った状況で舞台に立ってみたいという思いがあったので、それが実現したという喜びがありました。開幕する前に中止になっていたら皆さんと同じ悔しい思いだったのでしょうが、初舞台の僕には1回目も5回目も常に初めてという新鮮な感覚で、いろんなことを探りながら演じました。そして再演の時は少ない経験でしたが手探りで掴んだ自分の役を生かしつつ、どういう役にしていくかということに挑戦しました」

 初舞台で目にした景色から何を得て、3度目の公演では何を目指すのだろうか。

 「映像だけ演ってきた人間にとって、お客さんと一体となる舞台の空気感はとても新しいことでした。ライブなので喜んでくださっていることを最後の拍手でダイレクトに感じることもできます。今回に限らずですが、僕がこの舞台で目指しているのは、“私も守ってもらいたい”と観客に思っていただくということです。この最大のテーマに今回もトライします」
 

おおたに りょうへい
1980年生まれ。大阪府出身。2003年、韓国の「ダンキンドーナツ」のCM出演をきっかけに韓国でモデル・俳優として活動し、ドラマや映画で活躍。2016年より日本で活動を開始する。1月19日より公開の映画『ゴールデンカムイ』にも出演。


ヒロインのレイチェル役は
新妻聖子、MayJ.のダブルキャスト

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大谷亮平が演じるフランクがボディガードとして守るヒロインのレイチェル役を前回に続き、新妻聖子とMay J.の2人が演じる。大谷は「新妻さんは導いてくれるような学級委員長タイプで、May J.さんはキュートな末っ子気質タイプ。レイチェルの捉え方も、醸し出す色も全く違います」と語る。2人が描く人物像の違いだけでなく、高い歌唱力で名曲を熱唱するところも本作の魅力だ。


information

ミュージカル『ボディガード』

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2月18日(日)〜3月3日(日)
東急シアターオーブ
公演概要やチケット情報は公式HPへ
http://bodyguardmusical.jp



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