ショーケースに並ぶショコラを見て、ほほ笑む中村さん

《粋な日本橋の意気なガイド》⑪巨匠の哲学を感じる「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」 工程を見て、つくりたてを味わう  

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 ロイヤルパークホテルはきょう6月1日(土)、開業30周年を迎えました。アニバーサリーイヤーを盛り上げる「アンバサダー」のスタッフが、地元の粋な街、日本橋を心を込めてガイドする短期連載。第11回は採用や研修を担う人事課の中村杏子さんが、フランス料理の巨匠が手がけるチョコレート専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」の魅力を探りました。

甘さを抑え、食材そのものの風味を生かす

 日本橋から江戸橋の北岸は17世紀に魚市場が開かれ、食文化を支える商人らでにぎわいました。1935年に築地に市場が移り、いまは江戸橋周辺はオフィスビルが立ち並びます。その一角に昨年3月、従来の雰囲気を覆すような、ガラス張りの明るい外観と木材やレンガの温かみのある内装が印象的なル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房がオープンしました。
 同店は、日本に愛着を持つフランス人シェフのアラン・デュカス氏がパリ以外で初めて開設したショコラ工房です。パリ工房でカカオ豆から伝統的製法でつくる「クーベルチュール(加工しやすいチョコ)」を基に、16種類のフレーバーがそろう一口サイズの「ボンボン・ショコラ」や、世界12カ所の産地のカカオ豆を使い分けた板状の「タブレット」をつくりだしています。
 いままで外から眺めているだけだったという中村さんは店内に入り、「つくる工程を見られるとわくわくするし、おいしさが増しますね」と声を弾ませます。その魅力を堪能できるのが、東京工房独自のイートインスペース「ル・サロン」。ブティックを少し上がった”中2階”に設置した30席で、1階にある工房を眺めながらつくりたてのオリジナルメニューを味わうことができます。
 エグゼクティブ・シェフを務めるジュリアン・キンツラー氏は「ショコラをつくる様子を見て、知ってほしいし、つくりたてを味わってほしかった」と狙いを説明します。ル・サロン”一番人気”の「クープ・グラッセ・オ・カフェ」は温かいショコラのソースで、お皿に張ったディスク状のショコラを溶かして食べる”ライブ感”のある一皿。なかにはソルベ(シャーベット)や、エスプレッソのムースが隠れていて、一緒に口に入れると温度や食感の違いが楽しめます。

chocolat-alain1 trim.jpgクープ・グラッセ・オ・カフェは温かいショコラのソースをテーブルでかけてくれるライブ感のある一皿

chocolat-alain2.jpgココナツのエスプーマの下にサクサクのショコラが隠れたココ&ショコラグラッセ・オ・シトロンヴェール
 中村さんのお気に入りは、「ココ&ショコラグラッセ・オ・シトロンヴェール」。濃厚なムースと、サクサクのショコラを、ココナツのエスプーマ(泡)で包みライムのパウダーをふりかけています。「フワフワとサクサクの食感の違いを感じ、味わっていると甘さのなかに素材の味がでてくる。最後はいい香りがするので、3度おいしい」
 キンツラー氏は、「デュカス氏が一番大切にしているのが食材選び。だからこそ、甘さを抑え、食材そのものの風味を最大限に生かしています」と哲学を語ります。シェフ・パティシエとして銀座のレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」に勤務した経験もあり、「日本橋は女性のみならず、男性がデザートを食べに来たり、子どもがショコラ作りをのぞいていたり。そういう地に工房ができてよかったと思います」と笑みをこぼします。

chocolat-alain5.jpgキンツラー氏は、「店内をのぞいている子どもにショコラティエの仕事に興味を持ってもらい、自分もなりたいと思ってもらいたい」と話す。
 新たな名店を発見し、中村さんは「まだまだ知らないお店や場所がたくさんあるので、もっと街を歩いて奥深く知りたい」と好奇心をくすぐられていました。
 ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房(中央区日本橋本町1-1-1)
 営業時間11:00~20:00
 問い合わせは、TEL03-3516-3511

 https://lechocolat-alainducasse.jp/

le chocolat alain ducasse外観.jpg

 [きょうのアンバサダー]

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 中村杏子さん
 ホテルの魅力として「お客さま一人一人との会話を大事にする、おもてなしの心を持った明るいスタッフ」を発信したいといいます。

 30周年記念特設ページ(https://www.rph.co.jp/30th/

[30周年のご挨拶]

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 笹井高志総支配人
 おかげさまでロイヤルパークホテルは本日、開業30周年を迎えました。昨年6月からスタートした開業30周年記念期間を盛り上げる30周年アンバサダー12人とともに「“あなた”と“街”と30年~この街でこれからもずっと一緒に~」をキャッチフレーズに、お客さまに喜んでいただけるようなプラン情報や地元・日本橋の魅力をお伝えしてまいりました。
 これからも「日本橋の我が家」に帰ってきたような気持ちでお寛(くつろ)ぎいただけるよう、「おかえりなさいませ」が似合うホテルとして、グローバルでローカルに愛される『グローカルなホテル』を目指してまいります。
 今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。


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