《東京#CODE》来たぞ! #卓球ブーム


 このところの卓球日本の活躍、すごいですね。先日の世界卓球デュッセルドルフ大会では、石川佳純・吉村真晴ペアの混合ダブルス金メダル、大島祐哉・森薗政崇ペアの男子ダブルス銀メダル、平野美宇選手の女子シングルス銅メダルという快挙。特に話題になった13歳の新星、張本智和選手が世界ランク6位の水谷隼選手を破り、彼の雄叫び「チョレイ!」は流行語になるんじゃないかと思うほど。本当に話題でいっぱいでした。

 そのブームに乗るように、最近渋谷に卓球が楽しめる複合スペース「T4 TOKYO」が登場しました。卓球イケメン大島・森薗ペアの試合を見てすっかり刺激を受け、オープンの次の日に行ってきました。かなりミーハーですね(笑)。場所は渋谷のファイヤー通り入り口。タワーレコードの近所です。入り口は卓球グッズを売っているショップ、その奥に卓球が楽しめる「ザ ラリーテーブル」があります。ちょっと暗めのおしゃれな店のセンターにどーん、と卓球台。台を囲むように鉄製のカーテンがあるので、近くで飲んでいても球が当たる心配はありません。メニューも「ピンポンサワー」とか「ピンポンパンケーキ」とか、さすがトランジットが運営するだけあって、おしゃれでウィットがあるのも楽しい。ざっと見渡すと、女子4人組、サラリーマン6人組、女子3人+イケメン1人の混合チームなど。ちょっと飲んでは、移動して卓球を楽しむ。本気モードで「チョレイ!」と雄叫びをあげる男子たち。ポヨーン、と球を打ちながらキャワキャワしている女子たち。みんな一様に楽しそうです。

 その様子を見ながら、プランナーの友人が、卓球が流行る理由を解説してくれました。まず、1、卓球は競技人口が広い。サッカーや野球のようにフィジカルな優劣で差が出る競技ではないので、子供からお年寄りまで競技年齢が幅広いということ。だから福原愛ちゃんみたいに3歳から始められたり、高齢でも楽しめる。2、場所・道具にお金がかからない。広いサッカー場も必要なく高い道具も必要ないので、誰でも気楽に始められる。3、競技時間が短い。そのためSNSで動画がシェアされやすい。公式試合はワンセット11点、4セット先取なので、試合時間が短く、YouTu beやTwitterで今回の試合もシェアされていました。観戦側としてもとても気楽に見ることができる、というのです。なるほど、確かに今の時代に合っています。じつは、アメリカのIT系企業やシェアオフィスに卓球台を置いてあるところも多いのです。LAのマリブにあるジェイムス・パースという高級カジュアルブランドの店頭には、オリジナルのマットブラックの卓球台と自転車が置いてありました。NYにはSPiNという卓球スペースがあったり。そう、世界的にいまや卓球はおしゃれなんです。

 ちょっと前まで卓球部というとサッカーやバスケ部に比べて、ちょっと暗めでダサい印象がありました。それを払拭するような卓球ブーム。イケメン選手の登場や10代の天才の登場など、フィギュアスケートの盛り上がりを見ているようです。そして誰でもプレイを楽しめるというのもいいですね。バスケに次いで、卓球のプロアマ混在リーグ、Tリーグが来年秋に始まるという噂も。ここからオリンピックまで、ますます盛り上がっていきそうです!

THIS MONTH'S CODE


#大島祐哉・森薗政崇ペア

23歳の大島選手、22歳の現役明治大生の森薗選手がイケメンすぎる!と話題に。

#T4 TOKYO

一階にはショップ、レストラン、そして地下にはスクールも!東京都渋谷区神南1-12-16 ASIA BUILDING1F・B1F ☎03-6452-5743

#ジェイムス・パース

LA発のセレブにファンが多いカジュアルブランド。表参道にもショップが。ちなみにTable Tennis Tableはハンドメイドの限定品。

#SPiN

NYのミッドタウンにあるおしゃれ卓球スペース。昼から深夜まで楽しめて、音楽やゲイイベントなども開催される。


ぐんじさゆみ

『ViVi』『GLAMOROUS』を経て、コンデナスト入社後『GQ JAPAN』編集長代理を務めた後、『VOGUEgirl』を創刊。2014年7月より『Numéro TOKYO』に参加。gumi-gumi主宰





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