ダークな世界観で独創的な作品を次々に生み出してきた〝異形〟のダンスカンパニー「DAZZLE」(ダズル)が31日午後10時から、オンラインによる「疑似的イマーシブシアター」(没入型演劇)を配信します。さまざまなアーティストがオンラインで動画の配信をしていますが、視聴者も参加できるこうした取り組みは初めてだそう。
オンライン公演のタイトルは「Labyrinth 東京C」。ラビリンス、迷宮とはなにやら怪しいタイトルですね。
これは、物語の展開を参加者(視聴者)の投票によって決めていくマルチストーリー形式の擬似的オンラインイマーシブシアターで、上演時間は約15分。物語の結末は誰にもわからないというわくわく感満載の作品です。視聴は無料です。
DAZZLEは今年3月、池袋にできた東京建物 Brillia HALLのこけら落とし公演として「NORA」という作品を上演する予定でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、やむを得ず中止を決定。さまざまな公演が次々に中止となる中、苦渋の決断を下しました。今回のオンライン作品はNORAの世界観に関わるサイドストーリー的な作品だそうです。

視聴の方法は以下の通りです。
まず、DAZZLEのオフィシャルYoutubeチャンネル《https://www.youtube.com/c/DAZZLEOFFICIAL》に登録。(通知をOnにしておくと、よりスムーズに体験できるそうです)
①31日午後10時に最初の動画が投稿されます。この動画の最後には選択肢(BLUE or RED)が提示されるので、希望する方のコメントにある「GOOD」ボタンを押します。
②動画終了後1分経過すると、GOODの多かった方の選択肢に基づき、新たな動画が公開されるという仕組みです。
③同じように動画の最後に選択肢が示されるので、再び希望する方を選びます。こうした投票を数回繰り返した後、物語のエンディングにたどり着きます。
さらに、逐次、企画スタートや投票の状況などをDAZZLEのオフィシャルTwitterで発信するそうです。また、メンバーも同時間帯にこの作品についてツイートするそうなので、こちらも必見ですね。

「Labyrinth 東京C」のメインビジュアルはどこか近未来的な無機質感が漂う
DAZZLEを主宰する長谷川達也さんによると、上演しようとしていたのは、「近未来の東京」をテーマにした、観客の選択によってリアルタイムに物語が変化するマルチストーリーの舞台作品で、おそらく世界初の試みとなったそうです。
「メンバーをはじめスタッフは分岐する物語に翻弄されながら、作品の持つ可能性はいつしか確信へと変化していました。でも、上演は叶わなかった。そしてあの日から3カ月を経る中で、いつの日か上演できる日までの時間を無駄にしないために、作品のためにできることは何かを考えてきました。今回はその初めの1歩となります」とコメントしています。
では、今夜午後10時。それぞれの場面で「BLUE」あるいは「RED」のボタンを選択して物語を導くのはあなたです!