ランド産フォワグラのポワレ 棗椰子(ナツメヤシ)のヴィネグレット・ソース  苺と一緒に ©Waki Hamatsu

《赤坂》古くて新しいフランス料理を、バリアーフリーな空間で

GOURMET

「古屋オーガストロノム」は、東京メトロの赤坂駅からTBSや赤坂サカスの反対側、一ツ木通りから少しだけ入った静かな場所に、1年半以上前オープン。しかし、レストラン情報を提供する一般雑誌などには、あまり取り上げられてきませんでした。

 その一方で、このレストランは長年にわたりフランス料理を食べ続けてきた少し年配のシャレた人々に見出され、彼らの口コミで他のレストランのシェフやスタッフが頻繁に訪れる店となっています。

 ここで味わえるは、オーナーでもある古屋賢介シェフのつくる「骨太」や「肉厚」といった表現が似合うクラシックなフランス料理。東京で流行りの北欧風であったり、最新の調理方法を駆使した料理とは一線を画すものです。

 フランスとの国境に近いベルギーのパリウという町にあったミシュラン2つ星のレストランでシェフを務めた経験をもつ古屋シェフは、古き良きソースにこだわって、「肉や野菜だけでなく、ソースも食べるような感覚で味わってもらう」ことを念頭に料理に取り組んでいます。

 昨今のフランスでは、クラシックな料理が再び脚光を浴びています。そのことを知った東京にある他のレストランのシェフらは、〝新しいもの〟として古屋シェフの料理を食べに来ているのかもしれません。

#クブラウニー・ショコラとシチリア産ピスタチオ・アイスクリーム添え ©Waki Hamatsu


 「誰にでも来て欲しい…」。ソースに加え、もう一つ、古屋シェフがこだわっているのがバリアフリー。店内に段差はなし。トイレのドアはスライド式で、中は広く車椅子に座ったままで向きを変えることもできます。

 以前、シェフとして働いていたレストランに車椅子の女性が家族と一緒に来店。料理を食べ喜んでくれ、さらに家族にも感謝され、古屋シェフ本人もうれしかったそう。その時から、バリア・フリーのレストランを開くと決めていたようです。ちなみに、古屋オーガストロノムは、車椅子だけでなく盲導犬もウェルカムです。

 このレストラン、昨年後半から料理関係者向けの雑誌などでは取り上げられるようになっているので、〝人気急上昇〟になる前に訪れてみてはいかがでしょうか


古屋オーガストロノム

港区赤坂4-3-9 赤坂藤マンション1F

03-5797-7527

http://www.eatpia.com/restaurant/Furuya-augastrono...



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