カメラマンや音声など技術職にも、多くの女性が活躍している

変化していく職場環境と相互理解[未来をつくる“いま”の取り組み]

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 未来は誰にもわからない。でも、「いま」の積み重ねがその先をつくっていく。「変わろう」という思いは静かに広がっている。フジテレビ社員の「いま」の思いと行動を、プロデューサーの江本薫さん、アナウンサーでありサステナビリティ経営推進部の運営にも携わる新美有加さん、撮影中継取材部でヘルスケア勉強会を推進する峯武史さんの3人に聞いた。


女性のカメラマンは“特別”でなく“当たり前”に

ー近年、技術職の女性の採用においてどのような変化が見られますか

 僕が入社した頃にいた女性のカメラマンの先輩は、ほんの数人でした。みなさん、強い“特別”な女性という印象がありました。しかし今は女性のカメラマンの数も増え、その存在は「特別」ではなくなりました。プジテレビ技術職の採用でも、女性が半数を占める年もあるくらい増えています。


ー女性の働き方、活躍を昔と比べるとどんな変化や課題がありましたか

 昔は、男性ばかりの職場で、女性が男性の基準に合わせる形でした。でも今は、災害取材に行く際トイレがない、買い出しができないという状況が予測できるので、災害取材用の機材や備品を用意する時に、生理用品などもいれておくようにしています。最近、取材クルーだけでなく、ドライバーやデスクにも女性が加わりました。徐々に女性が働きやすい環境が出来上がりつつあります。


勉強会で変わる意識

ーそのような配慮ができるようになった勉強会などの取り組みはどのようなものですか

 「女性の働きやすさ」をテーマに、女性の生理に関する勉強会をクリニックの医師を招いて行いました。例えば生理が重い女性がいたとして、それが普通なのか、それとも病院に行くべきなのか、ということが男性はもちろん、女性本人もわからない。実際に女性の経血と同量のジュースをコップに入れ、これくらい出血するなどの講義を受けました。また別の機会では、ハラスメントに関する勉強会も行いました。


ー取り組みによりどのような変化が生まれてきましたか

 たとえば、生理が重くて体調が悪くなった人に、周りの男性からも積極的に「少し休んだら?」と声をかけられるようになりました。次は、本人から周囲にも言い出しやすくなる事が目標です。


ー今後の課題などは

 男女関係なく誰でも、やる気がある人が活躍できる職場環境を作れたらと思います。社会的にも、例えば昔は女性が寿退社で辞めるということがありましたが、それを男性がやって女性が働き続ける夫婦があってもいいんじゃないかなっていう気もします。でも、それは職場だけではなく、世の中も変わる必要があるのかな、とも感じています。

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撮影中継取材部部長
峯武史さん
1998年入社。カメラマンとして音楽番組やスポーツ中継、報道、バンコク支局等を経験。女性の働きやすい環境づくりに取り組む


ヘルスケア勉強会
女性より男性が多く参加

 近年、職場に女性が増えたため女性の働きやすい環境を考え開催するようになった勉強会。会には70~80名が参加し、真摯に学ぶ男性参加者が多い。昨年9月に開催された勉強会では講師に医師を招き、女性の生理時に長時間休憩が取れない取材時の対処法や被災地取材に注意すべきこと、さらに男性にもあてはまる更年期障害について学んだ。

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