「手帳は高橋」のキャッチフレーズでおなじみの高橋書店の『第23回手帳大賞』発表表彰式と2020新作CM発表会が都内で行われました。手帳大賞は「コトバとアイデア」のコンテストで、『名言大賞』と『商品企画大賞』の2つの部門で各賞が選出されます。
思わず手帳にメモしたくなる名言を募集した『名言大賞』では、応募24,633通の中から「優しさって、体力だよな。」が、大賞に輝きました。これは受賞者の夫が忙しい師走を過ごし、一息ついた年始の食卓で発した言葉。「人に優しくしたくても、自分自身の体力や元気、健康が必要だと気づかされる言葉。シンプルかつキャッチーで、すんなりと自分の中に入ってくる一言」との受賞理由が紹介されました。
表彰式では、審査員としてエッセイストの松浦弥太郎さん、歌人・作家の東直子さん、作家の金原ひとみさん、そして高橋書店の新CMキャラクターである俳優・吉沢亮さんが登壇しました。

『名言大賞』受賞作品の全体講評で松浦さんは「人は自分がとても愛していることを書きたい、もしくは語りたいということに気が付きました。みなさんが、自分が愛していることをたくさん書ける世の中になると素敵だなと思いました」と語りました。また、東さんは「あらためて受賞作品の言葉を味わわせていただきましたが、その短い言葉に確かな『感動』を感じて、言葉の持つ力を再認識し、嬉しく思いました。それぞれの言葉は小さな空間で誰かが誰かに伝えたものですが、そこに起こった感動はその言葉を皆さんに伝えることで普遍的に広がると思います」と話しました。

続いて金原さんは「私自身にもとても刺激になり、いい機会をいただきました。その一言から映画のワンシーンが浮かんできたり、交わした二人の関係性がわーっと見えてくるような強い『言葉』が印象的でした。SNSでは悪意のこもった言葉や汚い言葉が氾濫していますが、今回誰かを救ったり、誰かの力になったりする言葉に改めて感動しました」と振り返りました。最後に吉沢さんは「台本を読んでいると、その言葉に共感できることが大切なので、言葉はとても大事なものだと思いました」と感慨深げに話していました。

11月25日からは、吉沢さんが出演するTV CM「足跡」篇が放映されます。 CMでは真っ白な雪原に吉沢さんが一歩一歩自分の足跡を記していく姿が描かれ、まっさらな手帳に新たな未来を刻んでいくようなイメージになっています。
2020年、オリンピックイヤーでもある新しい1年。一日一日の思い出をお気に入りの言葉で刻めるような、そんな手帳を選んでみてはいかがでしょうか。

『第23回手帳大賞』の各賞はこちら
手帳大賞HP :https://www.takahashishoten.co.jp/techotaisyo/
⇒第24回手帳大賞 応募受付中(締切:2020年3月31日)