ファンのみならず、幅広い人気を誇る特撮作品「ウルトラマンシリーズ」に登場した怪獣や星人たちが運営しているという噂の居酒屋「怪獣酒場」がついに首都・東京に進出しました。21日にオープンした「怪獣酒場 新橋蒸留所」(港区新橋)です。先行して3年前に川崎市にオープンしている川崎店同様に、新橋でも行列は必至の人気店です。
今回、怪獣たちの動向を探るべく(??)一足先に、その内情を探ってきました。
自慢のメニューを前に記念撮影に収まる怪獣酒場の面々。真ん中は地球人かと思いきや「ダダです」と。確かにそのシマ模様はダダだ!!=東京・新橋の「怪獣酒場」 ©円谷プロ
例の店は新橋駅前の「ウイング新橋」にあります。ここは地下の洞窟に作られた怪獣たちの秘密の蒸留所だといいます。出てくるお酒も、ハイボールなど蒸留酒が中心で、つまみや料理もおいしいと、怪獣たちは豪語しているようです。
川崎店の店長「バルタン星人」に、新橋蒸留所の店長に依頼された「メフィラス星人」は「怪獣たちの古の技術により精製された蒸留酒や料理で、人間たちをとりこにすることでしょう。私に地球を差し出したい人間は、大いに歓迎いたしますよ」とコメントしています。
怪獣酒場が首都に進出したと聞き、早速駆けつけると、入り口で店長のメフィラス星人(右)と川崎店店長を務めるバルタン星人がお出迎え ©円谷プロ
黒と赤のラムチョップを兄弟怪獣に見立てた「合体!ギラス兄弟 2色のラムチョップ」や、カラフルでド派手な見た目ながら味は正統派という「ペロリンガ星人のサイケデリック・カレー」など、メニューはどれも一度は試したいものばかり。
ブラックギラスとレッドギラスのギラス兄弟が合体して繰り出す必殺技「ギラススピン」に見た目もそっくりなラムチョップ。食べたい! ©円谷プロ
バルタン星人の両手の「ハサミ」型の器に、同じくハサミを持つカニとカニみそを贅沢に使った「バルタン星人からの1品~熱々蟹味噌グラタン~」 ©円谷プロ
川崎店ではエビフライだったツインテールも進化! 「グドンも歓喜! 特製ツインテールカツサンド」 ©円谷プロ
お酒類もハイボールはもちろん、故郷を裏切って悪に落ちた唯一のウルトラマンである「ウルトラマンベリアル」のボディーの模様がデザインされたお土産グラス付き「ウルトラマンベリアルの『ダークサイド・ホップ』」や、川崎店でも人気の「ダダの梅酒」などもラインアップされています。
カクテルの「バルタン星人の「ブルー・スペースシップ」」と「ピット星人の「レイクサイド・スペースシップ」」。意外にもオシャレ? ©円谷プロ
怪獣たちの拠点なので、ウルトラマンや地球防衛軍の関係者の入店はご法度。入り口には「ジャミラの真実の口」が配置され、関係者が手を突っ込むと抜けなくなるようですので、ご注意ください。
怪獣酒場の入り口で、ウルトラマンや地球防衛軍の関係者を見破るために設置された「ジャミラの真実の口」©円谷プロ
店内中央には「ザラブ星人」が取り付いた蒸留釜が置かれていますが、中で何を蒸留しているのやら、怪しさ満載ですね。店内のステンドグラスは怪獣や星人がモチーフとなったデザインですが、意外とイケてるかも。
また、店内一番奥の隠し部屋は「メフィラス星人決断の部屋」があり、ここは誕生月の人のみが証明書を提示してようやく入れるという部屋です。メフィラス星人はかつて、地球人の少年に地球を渡すように迫った過去があり、地球を渡すも渡さないも、あなたの決断次第?かもしれません。
メフィラス星人がでんと構える「決断の部屋」。あなたは地球を渡す決断をしてしまうのか ©円谷プロ
普段は人間の利用時間帯に怪獣たちは現れませんが、月に数度のイベントなどで姿を現すことも。酔っ払って閉店時間を超えても店内にとどまっているようですと、怪獣軍団に襲われる可能性がないとも言い切れないのでご注意を。では、ごゆっくり!! (写真はすべて、兼松康)
◆「怪獣酒場 新橋蒸留所」は、東京都港区新橋2丁目東口地下街1号 京急ショッピングプラザ・ウィング新橋。午前11時~午後11時30分(日曜・祝日は午後11時まで)、不定休。☎03・6228・5355。
公式ホームページは、http://kaiju-sakaba.com/shimbashi/