《代々木公園》富ヶ谷に誕生した焙煎所で、 お気に入りのコーヒー豆を発見!(前編)

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東京メトロ沿線をはじめとして、編集部が“いま気になること”を紹介している「気ままにメトロポリターナ」。コーヒー好きの編集部員・渡邉は、お気に入りの一杯と出合うべく、先日オープンした「注文焙煎 豆虎」へ。その魅力を前編・後編にわたってお届けします。

代々木公園/注文焙煎 豆虎 富ヶ谷焙煎所

ひと息つきたいとき、私がつい飲みたくなるのがコーヒーです。コーヒースタンドやカフェなどで、気になるコーヒーを見つけては飲んでいます。最近では、コンビニでも美味しいコーヒーが手軽に飲める時代になりましたが、せっかく飲むなら豆から選んで自分で淹れるのが楽しいですよね。とはいえ、コーヒーの世界はとてつもなく広い…(遠い目)。ということで今回は、ニューオープンしたコーヒー豆の焙煎所で、その世界を深堀りしてきました!

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「注文焙煎 豆虎 富ヶ谷焙煎所」の外壁は、焙煎されたコーヒー豆のような色合い。

今回ご紹介するのは、1月末にオープンした「注文焙煎 豆虎  富ヶ谷焙煎所」(以下「豆虎」)。オーナーの穴吹則寿さんが、「本当に美味しいコーヒーを届けたい」という思いから、2016年に赤坂焙煎所を、続いて中目黒焙煎所、青山焙煎所を構え、土地柄が異なるそれぞれの地域でこだわりのコーヒー豆を届けています。そんな「豆虎」の新店舗では、一体どんなコーヒーの楽しみ方を発信しているのでしょうか。富ヶ谷焙煎所・所長の齊藤秀和さんにお話を聞きました。

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店内に並んだ生豆。定番の豆は1000円前後/100gですが、「ゲイシャ」や「ハワイコナ」など、2000円/100gを超える高級豆も!

生豆が入った木箱が所狭しと並んでいる店内では、ブラジルやグアテマラなどの定番の豆から、ブルーマウンテンやゲイシャといった高級豆まで、常時20種類以上を扱っています。その多くはシングルオリジン(単一種の豆)ですが、オリジナルブレンドもちらほら。系列店の品揃えと大きく変わりはないものの、富ヶ谷店スタッフによるこの店だけのブレンドも。さらに今後は、地域のお客様の好みを聞きながら、ブレンドの種類を増やしていくそうです。

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「豆虎」の焙煎機。焙煎の方法には、大きく分けて「直火」と「熱風」があり、こちらはその中間的な「半熱風」という焙煎方法を採用している機械だそう。

齊藤さんによると、コーヒーの味は、豆の種類だけではなく、焙煎方法や焙煎度合い(深さ)、淹れ方(抽出方法)によっても変わってくるとのこと。お気に入りの一杯を見つけるために、実際に「豆虎」の“注文焙煎”を試して、コーヒー豆の選び方の基本を教えてもらいました。そのポイントの1つ目は、焙煎方法。「豆虎」では、豆本来の香ばしさを引き出しながら、均一に火入れができるよう“ガス火”を使用しています。焙煎方法による味の違いを意識してみるのも楽しそうですね。

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「豆虎」では、①ミディアムロースト(浅煎り)、②ハイロースト(中煎り)、③シティロースト(やや深めの中煎り)、④フルシティロースト(やや深煎り)、⑤フレンチロースト(深煎り)の5段階から焙煎の深さを選べる。(「注文焙煎 豆虎」HPより)

次に、「焙煎の深さ」。浅ければやわらかい酸味が引き立ち、焙煎が深くなるほどに苦味とコクが出てきます。「豆虎」では、浅煎りから深煎りまで、焙煎の深さが5段階から選べます。好みの風味や香りで選ぶのはもちろんですが、ブラックで飲むかミルクを加えて飲むかなど、飲み方によっても、選ぶ深さを変えることも。知れば知るほど、面白いですね〜! そして最後は、「挽き加減」。極細挽きから粗挽きまで、こちらも5段階から選べますが、抽出方法によって挽き具合を選びます。

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豆は100グラムから購入可能。生豆の状態はもちろん、注文焙煎してくれます。

ペーパードリップなら、中挽き〜中粗挽きが一般的。ミルがあれば、豆を購入して自分好みに挽いて淹れることも可能です。「当店では、すべての豆を生豆でご用意しています。最近は生豆を買ってご自身で焙煎をする方も増えているんですよ」と、齊藤さん。豆を焙煎するところからコーヒーを楽しんでいる人がいるとは、かなりの衝撃でした…。後編では、そうした専門ツールを持っていなくとも気軽に楽しめる「豆虎」のメニューをご紹介します!


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MAMETORA TOMIGAYA BAISENJO

渋谷区富ヶ谷1-43-4

[TEL]03-6407-0061

[営]11:00~21:00

※最新の営業状況はFacebookにて確認を

[休]無休

【Facebook】豆虎 富ヶ谷焙煎所




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