神保町といえばやっぱり“本の街”。
読めばアウトドア気分が高まる、選りすぐりの一冊を本の街の書店員さんに尋ねてみた。
『悠久堂書店』で見つけた山が恋しくなる5冊

1『山で一泊』
著 : 辻まこと
創文社 3500円
山登りやスキーを愛し、詩人、画家として活躍した辻まこと。大判のページいっぱいに描かれた温かみのあるタッチの絵を眺めるだけで、山へと気持ちが誘われるはず。味わい深いエッセイも収録
2『アルプの時代』
著 : 山口耀久
山と渓谷社 2700円
1958年に創刊され、300号をもって終刊した、山の雑誌『アルプ』。編集に深く携わった山口耀久が、その歴史を振り返った回想録。著者の山に対する深い愛が垣間見える、じっくり読み進めたい一冊
3『ぬくもりの山』
著 : 畦地梅太郎
鹿鳴荘 1万8000円
「山の版画家」として知られる畦地梅太郎の画集。装丁にこだわった、限定120部の貴重な一冊。木版画で描かれた「山男」たちは、どこかおおらかで、親しみ深い魅力にあふれ、いつまでも眺めていたくなる
4『山のABC 1』
著 : 尾崎喜八、串田孫一ほか
創文社 5000円
山にまつわるエピソードを、AからZまで並べて編まれた本書。1959年に第一巻が刊行され、全三巻。ページを開けば、美しい写真やイラスト、版画が並ぶ。「若い人も手にとることが多い、おすすめの1冊です」
5『山の紋章 雪形』
著 : 田淵行男
学習研究社 2万9000円
山岳写真家の田淵行男による「雪形」( 山腹に岩肌と積雪が織り成す模様)をテーマにした写真集。季節が移るにしたがって、どんどん姿を変えていく「雪形」に、雪山ならではの美しさが見てとれる
本を選んでくれたのは…
三代目店主 諏訪 雅夫さん

本の山から、あなただけの「山の本」を見つけよう
数ある神保町の古書店のなかでも、ひときわ長い歴史をもつ「悠久堂書店」。1915年に創業し、今年で103年を迎える。吹き抜けのある2階建ての店内には、所狭しと本が並ぶ。主なラインナップは、美術書、料理書、そして山や動植物にまつわる書籍。近隣のアウトドア用品店からはしごをして実用的な山岳書を求めるもよし、山をテーマにした版画や写真集を選ぶもよし。山の本を探すなら、まずはこのお店だ。/久悠堂書店

※「悠久堂書店」で紹介している古本・古書の値段は、参考価格です