そばに天ぷら、すっぽんと、その味わいにも歴史あり。
料理人が自慢の腕を振るい、この地で愛され続ける3店をご紹介!
打ちたてのそばと相性抜群の日本料理を
『蕎麦前 小まつ(そばまえ こまつ)』
そばを食べる前に楽しむお酒「蕎麦前」。こちらの店は店名に蕎麦前とつく通り、そばだけではなく刺し身や煮物など、板前店主による肴も充実している。シメに食べたいそばは、そば粉とつなぎが10対1の外一(そといち)そば。そば粉は季節によって産地を替え、毎朝そば打ち部屋でていねいに打たれている。削りたての鰹節をたっぷり使った出汁でつくるそばつゆとともに。絶品の蕎麦を、粋にたぐりたい。
店内で鰹節を削るところからつくる香り高いつゆに、炙られた鴨の香ばしさが交わり、奥深い味わいに。鴨せいろ 1470円(税込)
この時期おすすめの蕎麦前は、新鮮なブリの刺し身に、特製のタレとごまを和えた「ごまぶり」。
薬味がブリの味を引き立てる。 ごまぶり 1200円(税込)
SOBAMAE KOMATSU
墨田区錦糸2-13-2
[TEL]03-6658-5722
[営]11:30~14:00(L.O. 13:30)、17:30~22:00(L.O. 21:30)
[休]日・祝 ※不定休あり
ご夫婦で営む地元で愛される天ぷら店
『忠兵衛(ちゅうべえ)』
昭和9年創業の老舗天ぷら店「忠兵衛」。人気の高いメニューは、やや厚めの衣で揚げた天ぷらに特製のタレをかけた「天重」と、薄い衣でさくっと揚げた天ぷらを少し辛めの天つゆでいただく「天ぷら定食」。常連さんたちの声に応えて、昼と夜とで金額を変えることなく、同じメニューを提供しているのも魅力の一つ。下町ならではの温かみを感じる店だ。
かき揚げ・海老・魚・野菜の天ぷらに、甘辛いタレがくせになるおいしさ。特上天重2200円
カウンター席で天ぷら定食を頼むと、ご主人が揚げたてをカウンターごしに盛り付けてくれる。
CHUBE
墨田区江東橋4-18-8
[TEL]03-3631-8447
[営]11:30~14:30、17:00~21:30
[休]月
天然にこだわる江戸前すっぽん料理
『万事屋 藤吉(よろずや とうきち)』
天然素材にこだわった日本料理店「万事屋 藤吉」のイチオシメニューは、すっぽん鍋料理。佐賀の高級すっぽんを贅沢に使用し、すっぽん本来のおいしさを追求。化学調味料を使わず、旬のオーガニック野菜を味わえるのもうれしい。江戸時代から食べられている伝統の味を、ご賞味あれ。
30センチはあろうかというサイズの佐賀県産「はがくれすっぽん」を使用。京野菜やぷりぷりとした弾力のある京都の揚げが入っているのも、この店ならでは。すっぽん鍋の最高の食べ方を、日本料理を極める店主が伝授してくれる。 竹コース 7000円(すっぽん酢の物、すっぽん煮こごり、すっぽん刺し身、すっぽん唐揚げ、すっぽん鍋、雑炊、新香つき)※写真は1人前。松コース、梅コースは2人前から注文可能
YOROZUYA TOUKICHI
墨田区太平2-19-2
[TEL]03-3623-6618
[営]火・水・木 11:30~13:00、月~土17:00~22:00(L.O. 21:30)
※完全予約制
※昼の予約は前日まで受付
[休]日・祝 ※不定休あり
https://www.toukichi-taishou.com