デリケートゾーンケア、これもある種のフェムテック。
コスメを使った日々のいたわりが、未来のウェルネスを叶えてくれる。
気軽にはじめられるケアグッズを、《コスメキッチン》が紹介!
コスメキッチン
スキンケアトレーナー
下田裕華さん
デリケートゾーンケアは、子宮をケアするということ
私たちの体は食べたものからできている。けれど同時に人間は、経皮吸収といって皮膚からも物質を体内に取り込んでいる。そう、コスメや下着そしてナプキンなど皮膚に触れるものも、私たちの体に影響を与えているのだ。ましてや、膣やそのまわりのデリケートゾーンともなれば…。子宮や卵巣からわずか10センチ前後。このゾーンのケアが、私たちの未来を左右する鍵になると、《コスメキッチン》の下田裕華さんは言う。
「有害な成分の物質が触れていれば、それがどんどん子宮にたまり、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。逆に言えば、きちんとしたケアをしてあげれば、体や子宮を整えるということにつながります。つまり、デリケートゾーンケアは、子宮ケアでもあるんです」
大切なのは毎日のケア。顔と同じようにやさしく洗い、潤いを与えマッサージをして、いたわってあげる。その際のポイントが、専用のコスメを使うということだ。
「膣内は、顔などの肌よりも酸性値が高いため、そのケアには専用のコスメを使いましょう。きれいに洗ったら顔と同じように保湿をし、マッサージで血行もよく。毎月使う生理用品も見直してみてください。それが、健やかな生活への第一歩です」
毎月の生理や、いつか経験するかもしれない妊娠・出産、そして閉経とその後も続く私たちの人生。いくつになっても女性が自分らしく生きるために、日々のデリケートゾーンケアは重要になってくる。
「若い方や、生理の悩みが少ない方は、なかなか意識が向きにくいと思います。それでも、まずは自分の体に向きあい、デリケートゾーンに関心を向けてみてください。それがウェルネスな人生につながっていきます」
今日からだって遅くない。未来の自分のために、いまできることからはじめてみよう。
やさしくきちんと洗う
デリケートゾーンは、汚れがたまりやすい。かといって、ゴシゴシと洗いすぎるのも厳禁。だから、専用のソープを使ってやさしく適切に洗おう。このソープは、和漢エキスなどの自然由来成分を配合し、肌にやさしい弱酸性。よく泡立てて使うことで、肌本来のうるおいを保ったまま汚れをしっかりと洗い落としてくれる。
《アンティームオーガニック by ルボア》フェミニンウォッシュ(30ml) 1078円
オイルで膣ケア
きちんと洗ったら、アフターケアも忘れずに。ネロリの香りのこのオイルは、デリケートゾーンのケアのために開発されたもの。お風呂上がりにVIOラインへ塗布して、なで温めるようにマッサージすれば、デリケートゾーンの乾燥対策、硬くなった肌に潤いを与えてくれる。産前の会陰ケアにもおすすめなんだとか。
《オーガニックボタニクス》ヴァージノル(28ml) 3300円
外部刺激から守る
下着の締めつけにナプキンなどの摩擦やムレ。これらの外部刺激は、ニオイや肌荒れなどのトラブルのもとになる。だから、できるだけ守ってあげたい。そこで頼りになるのがこのクリーム。シチリア島の海洋性ミネラルをたっぷりと含んだクレイと、14種類の植物成分を配合し、敏感な肌をカバーしてくれる。
《アルジタル》デリケート ハイジーン ニアウリクリーム(75ml) 3850円
布ナプキンに変えてみる
布ナプキンの心地よさは、使ってみなければわからない。ならばまずは、3種類の布ナプキンがセットになったこちらでチャレンジを。土壌からこだわった“純”オーガニックコットンのやわらかな風合いは、つけているだけでも気持ちがいい。まずはおりものや冷え対策として、生理ではない日から試してみるのもいいかも。
《メイドインアース》布ナプキン トライアルセット 4510円
いつものナプキンを見直す
いま使っているナプキンを変えるだけで、世界は変わるかもしれない。環境活動家でもあるスージー氏がつくったナトラケア社のオーガニックコットンのナプキンは、吸収剤も含めて化学物質不使用。パッケージも土に還る素材で、体と地球にやさしい製品になっている。布ナプキンにはまだ抵抗が…という人はぜひお試しあれ!
《ナトラケア》ウルトラパッド スーパー(ふつうの日〜多い日用 羽つき) 704円(10個入り)
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コスメキッチン TEL:03-5774-5565