「地球の未来につながる1足を届けたい」。
《オールバーズ》が目指す、ファッションのあり方とは。
allbirds
オールバーズ
1.靴ひもの素材は、100パーセント再生ポリエステル。ペットボトルが靴ひもに生まれ変わる。《オールバーズ》では、店舗ごとに異なるカラー展開の靴ひもを選び、もらうことができる。好みのカラーを見つけるのも楽しい。
2.ソールには、日光と雨水のみで育ったブラジル産サトウキビを原料にした素材「SweetFoam™️(スイートフォーム)」を使用。自然由来の素材ながらも、高い耐久性とクッション性で、長時間履いても疲れにくい。
3.生地は、適切な森林管理が行われている証の「FSC認証」を獲得した森林から調達したユーカリの木を原料としてつくられている。通気性がよく、夏場でもムレを感じにくい。洗濯機で丸洗いできるのもポイント。
インソールには、畜産や動物福祉などの厳しい品質基準をクリアした「ZQメリノウール」と、CO2排出量の少ないヒマシ油を使用。エシカルな素材というだけでなく、吸湿性や防臭効果もすぐれている
サステナブルの実現は、ブランドを超えて
2019年、製品づくりによって発生するCO2排出量と吸収量が同量となる「カーボン・ニュートラル」を達成したサンフランシスコ発のシューズブランド《オールバーズ》。サステナビリティを追求し、使用する素材から製造工程まで、一貫してこだわってつくられるシューズは、グローバルに支持を広げている。ブランドが大切にしているものづくりについて、ディレクターの蓑輪光浩さんは、次のように話してくれた。
「環境負荷の少ない素材を使うことはもちろん、長く履いてもらえるものづくりを大切にしています。そのために、履き心地もデザインも妥協せず、より快適に履くことのできる一足を目指してつくっています」。
《オールバーズ》のシューズは、シンプルなデザインでさまざまな装いにもあわせやすいのが特徴。さらに、ムレを感じにくいインソールと、長距離ランにも対応した耐久性など、機能面もすぐれている。
また、《オールバーズ》では、販売するすべてのシューズの“カーボンフットプリント”を測定している。カーボンフットプリントとは、商品の原料調達から製造、流通、廃棄までに排出された温室効果ガスを、CO2に換算した値のこと。しかも、独自の研究によって開発したこの測定ツールを、自社のホームページにて、無償で公開しているという。ブランドの技術を全世界に公開することに、迷いはなかったのだろうか。
「《オールバーズ》のミッションは、このすばらしい地球を、先の世代までつないでいくことです。そのために必要な情報は積極的に共有しながら、ファッション業界全体でサステナビリティに取り組むことが、いい未来をつくるための大きな力になると信じています」
ブランドの枠を超えて、持続可能なファッションを目指す《オールバーズ》。一足のスニーカーが、未来への大きな一歩を踏み出している。
店内に並ぶスニーカーには、カーボンフットプリントが表示されている
奥行きのある店内。壁面には、販売中のシューズがシリーズごとに並んでいる。レジカウンターの後ろには、在庫商品の箱がずらり
ALLBIRDS HARAJUKU
渋谷区神宮前 1-14-34 原宿神宮の森ビル 1F
Tel. 0800-080-4054
[営]11:00〜19:00
[休]不定休
https://allbirds.jp