旬の亜鉛食材をフル活用して
男性機能を高めよう
身体的性が男性の場合、体内で分泌されるテストステロンの9割以上が精巣(睾丸)でつくられる。つまり、精巣の機能を高めることは、テストステロンを高めることにもつながるということ。そのために大切な栄養が亜鉛だ。食事からとるならば、これから旬を迎える牡蠣がおすすめ。動物性たんぱく質は亜鉛の吸収をサポートしてくれるため、お好みでほかの魚介や肉を加えてみるなど、みんなで具だくさんな鍋をつついてもいいだろう。ワイワイ楽しく食べれば、テストステロン食として満点だ。
《RECIPE》
■材料
牡蠣(加熱用):3個
絹ごし豆腐:1/4
キムチ:40gほど
オイスターソース:小さじ1
水:180cc
ニラ:少々
卵:1個
ラー油(またはごま油):少々
■つくり方
①鍋に牡蠣、豆腐、キムチ、オイスターソース、水を入れて沸騰寸前まで温める
②弱火にして牡蠣に火が通ったら、卵とニラを加え、ラー油またはごま油を散らして完成
《COLUMN》
仲間に喜んでもらうと
テストステロンは増える!?
テストステロン値を高めるためには、栄養はもちろん「どんな環境で食べるか」も重要。テストステロンは集団の中にいると上がりやすい傾向にあり、さらに、家族や周囲の期待に応えられた、認めてもらえたといった達成感も、分泌に大きく影響する。現代は食事の内容も環境もさまざまだが、なるべくたくさんの人と、コミュニケーションを取りながら食事をとることを心がけて実践したい。
さらに覚えておきたいテストステロンをアップさせるためのポイントが、「おもてなし精神」と「仕切ること」。1つ目は、人に喜んでもらうために大切なこと。おいしいお酒と得意料理を用意してホームパーティーを開くもよし、ホットプレートを使ってわいわいたこ焼きパーティーをするもよし。頻繁にやるのは大変でも、みんなで一緒に楽しめる時間を積極的に企画したい。2つ目は、周囲のためになにかをしてあげることや、そうした自分の行動が周囲に認められるという実感が大切。レストランで積極的に取り分けたり、空いたグラスに飲みものをそそいであげたりするのもいいだろう。バーベキューであれば率先して肉を焼く人に、鍋なら具材を入れて煮えたらみんなにふるまう。そうしたおもてなし精神や、誰かに喜んでもらった満足感も、テストステロンを高める秘訣となる。