コーヒーpapaのおいしい話㉑ コーヒー豆の選び方-2 「焙煎度合い、ブレンド、シングルオリジン、精製」

グルメ, コラム

 3.ブレンドを試したら、各生産国の風味の違いを試してみる
 世界中に多くの生産国がありますので、その風味は栽培環境により違いが生じます。サンタカタリーナ農園の場合、グアテマラ・アンティグア地方、精製はウオッシュト、品種はブルボンなど情報が表示されますので、他のグアテマラ産と風味を比較することができます。ただし、生産量の多くを占める汎用(はんよう)品は違いが少なく、一般的に本に記述されていうような差異を官能的に感知することは難しいと思います。
 例えば、タンザニア産、グアテマラ産、コロンビア産の汎用品をブラインドで当てることは困難です。汎用品の風味は安定していないからです。対して高品質品であれば、テロワール(気象条件、土壌などの環境)の違いが、風味に影響を与えますのでその差異がわかりやすくなります。

 

 

高品質品の風味特徴の一部

汎用品の一部の風味特徴

ケニア産

       コロンビア産

 

エチオピア産

 

インドネシア産

 

 最も酸味の強いコーヒーの生産地
レモンやパッションフルーツのような酸

 南部の標高の高い産地の豆は、オレンジ のようなしっかりした柑橘の酸
 南北に長く生産地域による差異が大きい

 欠点豆の混入が少ないイルガチェフェ地域の豆は、華やかで、レモンティやブルーベリー                       スマトラ島産は、しっかりした華やかな酸味、なめらかな舌触り

 酸は強いが味に濁り感が混ざる
 

 風味特性が弱い

 

 欠点豆が多いと発酵臭や濁った味がする

 

 酸味が弱く、苦味が強い

kenya.columbia.jpgインドネシア画像small2.jpgケニア(左上)、コロンビア(右上)、インドネシア(下)。産地によって風味に特徴がでてくる。

 

NEXT: エチオピア産でナチュラルとウォッシュトを比べる



グルメ, コラム


この記事をシェアする

LATEST POSTS