いよいよバレンタイン直前の週末がやってきます。チョコレートを求めて街に繰り出す人も多いのではないでしょうか。「チョコは飽きたわ」という人にお薦めなのが、東京・銀座の松屋で開催中のバレンタインチョコレートの祭典「GINZAバレンタインアベニュー」。この会場には並み居るショコラティエに混じって、新進気鋭の6人の和菓子職人がチョコを使った個性豊かな「和のスイーツ」を提供しています。

6人の和菓子職人の珠玉の作品を結集させました
「簿氷本舗 五郎丸屋」(富山県小矢部市)十六代目、渡邉克明さんがお届けするのは、「Re:T 五」(リティーゴ)(10枚入り/1512円・税込み)。
この和菓子のもととなっているのは、265年の歴史がある同店の銘菓「薄氷」を現代風にアレンジした、口の中でとろける干菓子「T 五」です。さまざまな機会に紹介され、すでに定番商品となりつつありますね。観光庁主催の「世界にも通用する究極のおみやげ」にも選ばれました。
そのT 五をベースにオセロのように裏表の色と味が異なる商品を生み出しました。
こだわりの天然素材による5つのTONE(色合い)とTASTE(味わい)、そしてTOYAMAに、五郎丸の「五」などからつけたのがこの菓名だそうです。

5つの味が楽しめる「Re:T 五」。裏はすべてチョコレートです
T 五は、裏を乾かしてから表を乾かすという風に別工程で作っていくので、「裏表を違う味にすることができるなと前から思っていたんです」と渡邉さんは話します。
そこで今回、裏面はすべてカカオを使ったチョコレート味にして、表を5つのフレーバーで仕上げました。いちご、抹茶、オレンジ、和三盆、そしてチョコレートです。

「簿氷本舗 五郎丸屋」十六代目、渡邉克明さんは詩人でもあります。商品には必ず自作の詩を添えています=東京・銀座の松屋
とくにオレンジは、「absinthe」(アブサン)という独特なリキュールを加え大人の味に仕立てました。口の中にオレンジの酸味とアロマティックな香り広がり、エキゾチックな気分にさせてくれます。そして、干菓子であることをつい忘れてしまいます。渡邉さんはバーでアブサンに出合い、その強烈な印象に「ぜひ使いたい」と思ったそうです。バーテンダーがオレンジと合わせたカクテルを出したのをヒントにしました。

下がオレンジ味、上がいちご味の「Re:T 五」
ネーミングの「Re:」は、メールの返信につけられるRe:を引用しましたが、本来の意味は「Rebersible」(リバーシブル)だそうです。「お菓子とパッケージとネーミングで1つの世界観を出したいというのが自分の理想です」と話していました。 (写真はすべて田中幸美)
松屋の「GINZAバレンタインアベニュー」の詳細は、http://www.matsuya.com/m_ginza/sp/20170125_valenti...
「薄氷本舗 五郎丸屋」のホームページは、http://www.usugori.co.jp/