創作タパス「青森県産帆立と無花果 ライムのマリネ マダガスカル産バニラの香り」(PEP 吉祥寺)

15日(木)は「世界タパスデー」 スペインの小皿料理を楽しむ「タパスウイーク」を開催

グルメ, おでかけ

 スペインの食文化を語る上で欠かせない小皿料理「タパス」を、もっと世界中の人に知ってもらいたいと、昨年、スペインのガストロノミー協会が、6月の第3木曜日を「世界タパスデー」に制定。この日は、世界各国でタパスのイベントが開催されています。日本でも、きょう15日(木)から2週間を「タパスウイーク」として、都内21カ所のスペイン料理店でオリジナルタパスが提供されます。

 「タパス」の由来は、グラスワインなどをお客に出すとき、ほこりが入らないよう、蓋代わりにハムやチーズなどを置き、それを『タパ』と呼び、複数形になって「タパス」となったという説があります。

 本場スペインでは、バルでお酒を飲みながらタパスをつまみ、いくつもの店をはしごするという文化があるとのこと。タバスは地域や店によっても異なり、生ハムやチーズなど素材そのままのものもあれば、バゲットの上に具をのせたもの、串刺しにした「ピンチョス」など、さまざまなバリエーションがあります。

バゲットにソースを塗り、魚やエビなどをのせたタパスもなじみがあるもの


 「タパスウイーク」を前に先日、都内で行われたイベントには、来日して26年間、スペイン料理のシェフとして厨房に立ちながら、店舗のプロデュース、セミナーなど幅広く活躍しているジョセップ・バラオナ・ビニエスさんが登場。「お酒だけ飲んでいると酔っ払ってけんかになるから、必ず何か食べ物を出すようにしたのが、タパスの由来という説もあります。家庭料理でもタパスはあります。日本の焼き鳥や串揚げ、お寿司などもタパスといえるでしょう。海外から来た人を、焼き鳥屋、寿司屋などに案内したら、『タパスだ』と喜ばれたこともあります」とタパスについて、ユニークな話を披露してくれました。

ジョセップ・バラオナ・ビニエス シェフ(右)とスペイン政府観光局、袴田みささん


 バラオナ・シェフのオリジナルタパス『ほたての鉄板焼きと玉ねぎの天ぷら ロメスコソース添え』は、「BIKiNi TAPA」渋谷店で、食べることができます。東部カタルーニャ地方に昔から伝わるロメスコソースは、にんにく、トマト、ナッツなどが入っており、コクがあり後味はスッキリ。玉ねぎの天ぷらとの相性抜群で、お代わりしたくなる一品です。

バラオナシェフのオリジナルタパス、具材とソースの相性が抜群 (「BIKiNi TAPA」渋谷店)


 期間中、渋谷、銀座、池袋、六本木、吉祥寺などのエリア21店舗で、各店のオリジナルタパスを味わうことができます。タパスを食べながら、スペインに思いを馳せてみませんか。


タパスウイーク

期間:6月15日(木)~28日(水)

詳細は http://www.spain.info/ja/world-tapas-day-tokio


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