お茶を淹れるたびに、イルカがポットの中を泳ぐティーバッグ

イルカが泳ぐティーバッグ とがった口先や背びれを涼しげに再現


 梅雨が明けたら本格的な夏の到来。青く涼しそうな海が恋しい季節ですよね。
 青い海を泳ぐイルカのディテールを忠実に再現したティーバッグがあります。形にこだわり、背びれや尾びれだけでなく、イルカの特徴である細くとがった口先もちゃんと表現しています。持ち手はいかりの形で、とってもおしゃれ。ティーポットで泳がせたくなるほどかわいいです。
 お茶は、「ブルーマロウ」という青いハーブティーに、「ルイボスティー」、「エルダーフラワー」、オーソドックスな「矢部茶(熊本茶)」の4種類のラインアップです。ブルーマロウは「サプライズティー」とも呼ばれ、レモン果汁を落とすとピンクに色が変化するので、2度楽しむことができます。

イルカのティーバッグは背びれや尾びれだけでなく、イルカの特徴である細くとんがった口先もちゃんと形作られています


 このイルカのティーバッグを作ったのは熊本県天草市にある日本茶製造・販売会社の「松下園」。松下園は、天草のお茶をはじめとする九州の厳選された良質な茶葉をブレンドして、深蒸し茶をメーンとしたトロ味と甘みのあるお茶を作っています。
 しかし近年、ペットボトルのお茶が普及して、急須でお茶を煎れて飲む若者が減少。憂慮した松下園の松下由樹さんが「若い人たちに淹れたてのお茶のおいしさを知ってもらいたい」と考案しました。
 天草の沖合には野生のイルカが多数生息していて、1年を通してイルカウォッチングができる全国でも珍しい海域です。由樹さんは「イルカが大好きなので、イルカをモチーフにできないかと考えました。最初からイルカ以外の選択肢はありませんでした」と話します。
 ティーバッグ製造メーカー数社にあたったところ「できない」とか「使い捨てのものにそこまで予算をかける必要があるのか」などと断られたそうです。どこもデザインやイメージがわかないし、加工する技術や機械もなかったのです。
 「それなら自分たちで作るしかない」。自社サイトの制作やネット販売を担当する由樹さんは、水産貿易会社を営む傍らITデザインなども手がける知り合いの協力を得てティーバッグ作りに果敢にチャレンジしました。
 しかし、製茶はともかく、ティーバッグの製造はまったくの素人です。素材選びや加工方法などをいろいろ試行錯誤しながら半年以上かけてようやく形にこぎつけ、昨年から販売を開始しました。見た目のかわいらしさはもちろん、しっかりと中の茶葉から抽出できる形に仕上がりました。イルカのティーバッグは特許請願中ということです。
 お茶を淹れるたびに、ティーポットの中をイルカがスイスイと泳いでいたら…。考えるだけで涼しく楽しくなりますね。

ブルーマロウと矢部茶各5パック入りの青いシリーズ(左)と、ルイボスティーとエルダーフラワー各5パック入りのオレンジのシリーズの2種類あります


横浜高島屋地下1階のグローサリーコーナーでは期間限定で販売されています



◆イルカのティーバッグは天草市内のホテルの売店や熊本県内の土産店をはじめ、松下園のネット販売で手に入れることができます。ブルーマロウと矢部茶各5パック入りと、ルイボスティーとエルダーフラワー各5パック入りの2種類で、いずれも3240円(税込み)。26日(火)までと、8月1日(月)~16日(火)は、横浜高島屋地下1階のグローサリーコーナーでも販売します。


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