DEI体感プログラム「トラハブ」の2回目のイベントが11月11日(月)に開催された。職場で感じる「モヤモヤ」解決への糸口を参加者も一緒になって考えた。
about 「トラハブ」
リッジラインズと産経新聞社が共同で立ち上げたDEI体感プログラム。一人ひとりが強みを発揮して活躍できる社会の実現に向けて、業界を越えてDEIを推進する。「対話」を通じて、職場で感じるモヤモヤや課題を「共有」し、カルチャーとテクノロジーの2つの視点から、モヤモヤの背景にある原因を「解明」。個人の意識変革から組織の変革につなげる新たなアイデアへ「変換」することを目指す。
3つの知る努力を続けて
モヤモヤを減らしていこう!
トラハブ第2回のテーマは「半径5mから始まる変革」。職場におけるモヤモヤの原因は何か、第1回で対話を通じて共有したモヤモヤをカルチャー(組織文化)の観点で解明する回だ。トークセッションではリッジラインズ・藤田なつみさん、足立貴政さん、産経新聞社・篠原那美さんがそれぞれが職場で感じたモヤモヤを紹介。「モヤモヤを抱え孤軍奮闘している人たちがつながり、安心して発言できる(心理的安全性の高い)環境が鍵になる。トラハブを通じて、自分を知る、相手を知る、相手に知ってもらう3つの努力の大切さに気付き、アクションにつながると嬉しい」と語り合った。
イベント後半は、ワークショップを実施。参加者は、「上司」や「友人」、「家族」などのロールが割り振られ、用意された「モヤモヤ」のお題に対して、各ロールの立場から意見を出し合った。会の終わりには、各自の「明日からのプチ行動宣言」も行われた。「自分の当たり前を疑う」「人を見た目で判断しない」「ひと呼吸置いてみる」など、参加者からさまざまな宣言が発表され、運営メンバーは「身近にできることからやっていこう!」と呼びかけた。
トラハブ3回目は、2025年1月20日開催。気になる方はぜひ申し込みを!
第1回のグラフィックレコーディング(グラレコ)。
トークセッションでは私ってこう見えて実は〇〇なんです」の形式で自己紹介。アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づくきっかけに。
ロールプレイング型のワークショップでは、参加者同士の「対話」を促し、自分とは異なる視点で捉える事から生まれた気づきや、アクションについて話し合った。
「明日からできる行動宣言」はスマホを使って匿名投稿。
イベント内容は、グラレコで記録し、常時モニターで表示。記録を担当した田中さんが、イラストを見ながらイベントを振り返った。
まとめグラレコ
ワークショップでモヤモヤを紐解き
自分にできることを考えて、アクションにつなげていく
Graphic Recording by Tanaka Yumino
亀谷さん
事実と解釈を分ける思考でモヤモヤの解消を!
ロールプレイング型のワークショップでは自分の中から予想外の言葉が出てくることもあり、普段と違う自分へ一歩ジャンプするためにはいい仕組みだなと思いました。事実と解釈がセットになってしまうとモヤモヤするので、解釈はあくまで自分の想像であり事実ではないことに気づけるとモヤモヤの解消につながると感じました。今後、相談を受けた際には、事実と解釈を分けて捉えるお手伝いができたらと思っています。
会社員(メディア編集者)
藤井さん
モヤモヤと向き合うことで新しい景色が見えてきた
今後は、モヤモヤを言語化するのが難しくてもあきらめてしまわずに、「モヤモヤしているんです」と心のSOSだけでも伝えていこうと思っています。この新しい視点は、今回ご一緒した方々が対話の中でいろいろと質問をしてくれたことで、自分の中のモヤモヤの解像度が上がったことから得たもの。どこから手をつけていいかわからない問題も思い込みを捨てれば、身近なところから取り組んでいけることに気づきました。
NEXT EVENT
1月20日(月) トラハブ#3
半径5mの彩りを変える
ーテクノロジーで照らし出す個人の魅力ー
トラハブ第3回ではテクノロジーの視点から、モヤモヤの背景にある原因解明にチャレンジ。より働きやすい仕組みづくりに取り組もう!
参加申し込みはこちらから
【イベント特設ページ】
https://metropolitana.tokyo/ja/archive/fcp_torahub_event_05