写真展「UTAGE 京都花街の夢」のオープニングセレモニーに登場した写真家の蜷川実花さん(中央)と被写体となった芸舞妓さん=13日、京都市下京区の美術館「えき」KYOTO (写真・田中幸美) 

《京都》写真家、蜷川実花さんの写真展「UTAGE 京都花街の夢」開催

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 写真家で映画監督の蜷川実花さんが京都・五花街の芸舞妓を激写した写真展「UTAGE 京都花街の夢」が14日から美術館「えき」KYOTO(下京区)で開催されています。13日には内覧会とオープニングセレモニーが開かれ、蜷川さんご本人が撮影にまつわるエピソードを披露するとともに、被写体となった2人の芸舞妓さんも登場して、花を添えていました。

シックな黒のロングドレスで登場した蜷川さんと艶やかな芸舞妓さん=京都市下京区の美術館「えき」KYOTO (写真・田中幸美)


 写真は、祇園甲部をはじめ、宮川町、先斗町、上七軒、祗園東の京都にある5つの花街から選び抜かれた15人の芸妓さんと舞妓さんがモデルになっています。芸舞妓さんの舞やお茶、お花、さらには独特な日常的な所作などの京都の花街の伝統の美学を蜷川さんの特徴でもある極彩色の写真72点で表現しています。日本では京都が初公開となります。

蜷川さんの特徴でもある極彩色の中に表現された芸舞妓さん (写真・田中幸美)


 撮影の際には、セットを作るためにトラックを借りて東京から運び込み、京都の特設スタジオでセットを組み立てて撮影したということで、「思い出深く印象的な撮影でした」と話していました。しかも、セットは15人すべてが異なるという手のかかったものだったそうです。

15人の芸舞妓たち ©mika ninagawa, artbeat publishers


 さらに、蜷川さんは沢尻エリカや長澤まさみ、ローラなど数多くの芸能人やスポーツ選手を撮影しているが、「芸舞妓さんのオーラって特別で、他の方たちとはまったく違う魅力があって、撮っていて毎回引き込まれてしまいそうでした」と振り返っていました。また、「京都という町が長い年月をかけて作り挙げてきた文化なんだなと実感しました」とも。

祗園東の舞妓、雛佑さん  ©mika ninagawa, artbeat publishers


祇園甲部の舞妓、佳つ扇さん  mika ninagawa, artbeat publishers


上七軒の舞妓、尚あいさん  ©mika ninagawa, artbeat publishers



宮川町の舞妓、とし純さん  ©mika ninagawa, artbeat publishers


 蜷川さんは、京都在住の親類がいて幼少期からよく入洛していたそう。3月には京都市の京都国際観光大使に就任しました。「これをきっかけにもっと京都の文化に関わっていきたいと思います」と話していました。

©mika ninagawa, artbeat publishers

 また、来賓の門川大作京都市長は「蜷川さんの作品に接して、素晴らしい花街文化のファンが広がり、日本中が元気になることを祈念します」とあいさつしました。
 京都を訪れるなら、蜷川さんの写真を通して花街の文化に触れてみてはいかがでしょうか。

「蜷川実花写真展 UTAGE 京都花街の夢」は京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町のジェイアール京都伊勢丹7階に隣接する『美術館「えき」KYOTO』で、午前10時~午後8時(締め切りは閉館の30分前)、5月13日(日)まで。大人900円、高校大学生700円、小中学生500円。問い合わせは☎075・352・1111(JR京都伊勢丹)。

美術館「えき」KYOTO の公式ホームページは、http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/




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