《和歌山県 明治大学主催!》シンポジウムで知る紀州徳川家の歴史物語


吉宗だけじゃない!
文化・芸術を愛した紀州藩主たち

 江戸時代に2人の将軍を輩出した徳川御三家のひとつ、紀州徳川家。その5代目にして、8代将軍となった徳川吉宗が行った「享保の改革」は、財政難に悩まされていた江戸幕府を立て直し、その偉業はいまも高く評価されている。

 紀州徳川家には、吉宗以外にも歴史上評価されている当主がいる。紀州徳川家のあった和歌山県は、みかん生産量全国1位を誇るが、その礎を築いたのは、江戸時代にみかん栽培を奨励した初代藩主・頼宣。学問や芸術の振興に力を入れ、世界初の麻酔手術に成功した華岡青洲を取り立てたほか、すぐれた和楽器のコレクターだった10代藩主・治宝。英国ケンブリッジ大学音楽理論科に留学し、約2万冊もの西洋音楽の資料を集めていたという、16代当主・頼貞。文化・芸術を愛でた紀州徳川家による遺産は、関東のさまざまな地にも息づいている。

 そんな紀州徳川家の歴史を知ることのできるシンポジウムが、来年1月28日(土)に開催される。読売日本交響楽団によるアンサンブル演奏にはじまり、井沢元彦氏による特別講演、パネルディスカッションと、充実の内容。気になる人は、この機会にチェックしてみよう。

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紀州徳川家の居城・和歌山城(公益社団法人和歌山県観光連盟 提供)

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8代将軍徳川吉宗の騎馬像

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徳川頼宣像(和歌山県立博物館蔵)


紀州徳川家シンポジウム
─紀州徳川家とその時代

 和歌山県では、県にゆかりのある偉人を現代に伝え、讃えることを目的としたシンポジウムを2011年から開催している。今年のシンポジウムのテーマは、徳川御三家のなかで唯一、征夷大将軍を輩出した「紀州徳川家」について。歴代の藩主たちが行ってきた活動と歴史を振り返りながら、その功績を明らかにしていく。

日時:2023年1月28日[土]13時00分〜16時30分(開場 12時30分)
会場:明治大学 駿河台キャンパスアカデミーコモン3階 アカデミーホール(千代田区神田駿河台1–1)
料金:無料
定員:500名

オンデマンド配信も申込受付中

第1部
読売日本交響楽団によるアンサンブル演奏
第2部
井沢元彦氏による基調講演「日本史と紀州徳川家」
第3部
パネルディスカッション

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歴史作家
井沢元彦

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明治大学名誉教授
博士(政治学)
元和歌山県副知事
山下茂

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建築家
紀州徳川家第19代当主
徳川宜子

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(コーディネーター)
読売新聞東京本社
文化部記者
清岡央

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(司会)
フリーアナウンサー
須磨佳津江


●申し込みは下記ウェブサイトから
明治大学リバティアアカデミー事務局
Tel. 03-3296-4423
https://academy.meiji.jp/course/detail/6169/

●内容に関するお問い合わせ
和歌山県文化学術課  
Tel. 073-441-2052

【主催】和歌山県・明治大学
【後援】読売新聞社





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