フランス菓子研究家・大森由紀子さんに教わる、 フランス・アルザス地方のクリスマスクッキー

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12月号「ウェルネススイーツ」特集で紹介した、フランス菓子研究家・大森由紀子さんによるアルザス地方に伝わるクッキーレシピ。3種類のクッキーレシピを、工程からポイントまで、誌面では説明しきれなかった部分も含めて、さらに掘り下げて紹介!

モミノキのクリスマスツリー発祥の地 フランス・アルザス地方のクリスマス文化

ドイツとの国境に面したフランス・アルザス地方は、ドイツの文化も色濃く感じる場所。モミノキのクリスマスツリーや、クグロフの発祥地としても知られている。大森さんによると、この地方では、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間「アドベント」に、約80種類もの“ブレデレ”と呼ばれるクリスマスクッキーを楽しむ習慣があるという。本誌12月号では、とくに代表的な3種類のクッキーを教えてもらった。今回は小麦不使用のレシピなので、日頃からグルテンを控えている人にもうれしい。ぜひ、クリスマスの本場アルザスの文化を感じながらつくってみよう。

Recipe C

アーモンドロッシェ

4-1_繝ュ繝・す繧ァ.jpgその見た目から、「ロッシェ(岩)」という名前がつけられたクッキー。材料は、卵白・グラニュー糖・アーモンドの3つだけ! 低温で1時間、乾燥させながらじっくりと焼き上げるから、バター不使用でありながらサクッとした歯ざわりで、口のなかで溶けてしまうメレンゲクッキー。

材料(約10~12個分)

卵白 33g

グラニュー糖 40g

アーモンドプードル 50g

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つくりかた

1 オーブンを120℃に予熱しておく。 

2 メレンゲをつくる。ボウルに卵白とグラニュー糖を入れ、湯せんにかけ、人肌より少し熱めの温度をキープした状態になるよう気をつけながら、ハンドミキサーで泡立てる[画像A]。

3 ハンドミキサーでかき混ぜたスジが、メレンゲの表面にはっきりと見えるまで泡立ったら、アーモンドパウダーをふるって加え、ゴムベラで混ぜ合わせる[画像B]。

4 天板にクッキングシートを敷き、大さじのスプーン2つをつかって3の生地をすくい落としながら並べていく[画像C]。

5 120℃のオーブンで1時間じっくりと焼く。

フランス全地方の料理・菓子を網羅した

大森さん渾身の近著もチェック!

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今年夏に発売となった大森さんの新刊がこちら。フランス全地方の伝統料理と郷土菓子のつくり方や、その歴史までまとめた保存版的な一冊だ。レシピだけでなく、食材やワインなどについての記述もあり、フランスの食文化を知ることができる。アルザスやロレーヌ、オーヴェルニュ、ブルゴーニュ、プロヴァンス、コルシカ島など、フランス各地方における料理と菓子を盛りだくさんの情報量で解説しているので、フランスの食文化をもっと知りたい人は、ぜひチェックしてみよう!

『フランス伝統料理と地方菓子の事典 全地方の食文化や歴史、食材、ワイン、チーズの知識から料理・菓子の作り方まで俯瞰して理解できる』(誠文堂新光社)7700円 著:大森由紀子


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フランス菓子研究家

大森由紀子 さん

Profile

パリのル・コルドン・ブルー卒業。帰国後も定期的に渡仏し、フランス全土の食文化や歴史の研究を続けてきた。2016年、フランス政府よりフランス共和国・農事功労章シュバリエ勲章を受勲。料理教室「エートル・パティス・キュイジーヌ」を主宰。高校生パティシエNo.1を決める「スイーツ甲子園」をはじめとするコンテストのアドバイザーや審査員なども務める。著書は『小麦粉なしでおいしいフランス菓子』(誠文堂新光社)をはじめ、多数手がける。

https://www.yukiko-omori-etre.com

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Christmas Card & Icing Cookie

今号に登場するアイシングクッキーやクリスマスカードの装飾は、大森由紀子さんのアシスタントを務める娘のYumeさん作。



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