東京は梅雨明けですね。通常の梅雨入りは6月20日前後で、明けが7月20日前後という季節感がなくなってきました。7月20日を過ぎると、飛行機代、宿泊費が高くなり、旅行シーズンです。しかし、暑いですね、つめたい飲み物でしたら、アイスコーヒーも試してください。
アイスコーヒーも、品質のよいコーヒー豆(粉)があればおいしくつくれます。コーヒーは生鮮品と思ってほしいのですが、アイスコーヒーは、前回と同じように抽出してください。
氷の入ったグラスに熱いまま注げば完成です。氷をグラス一杯入れてくださいね。これが「基本のき」となります。
喫茶店などでは、一杯ずつつくる工程が面倒ですので、つくり置きをするようになりました。堀口珈琲では1990年からこの方法を行いましたが、初めの10年くらいは珍しい淹れ方といわれました。
ただ、品質の良いコーヒーは、朝に抽出して余ったコーヒーを冷蔵庫に入れておけば、その日の夜にアイスコーヒーとして飲んでも、透明で味の変質していないおいしいコーヒーを楽しむことができます。
透明感で判断してください。よいコーヒーは濁りません。
ある日、朝淹れたコーヒーをそのまま放置して、帰宅して氷を入れ飲んだときに素晴らしくおいしいのを発見し、高品質のコーヒーはすごい…、とわれながら驚きました。
アイスコーヒーを楽しむための注意点は
1.焙煎の深めのコーヒーを使用する。
フレンチローストのコーヒーを使う方が清涼感、味の深みなどを楽しめます。豆は何でも構いません。マンデリンのフレンチとかエチオピアのフレンチローストで抽出すれば感動ものですよ。
焙煎の浅いミディアムローストですと酸味が強すぎ、また味が薄く物足りないと思います。