日本一早いお花見を日本橋で―映像や音から、香り、AR(拡張現実)までを駆使し、アート空間を演出する体感型イベント「FLOWERS BY NAKED(フラワーズ バイ ネイキッド)」が1月29日(火)、日本橋三井ホールで開幕します。
4年目を迎える今年は、企画・演出を手がけるクリエーティブ集団ネイキッドのほか、華道や香道など伝統文化の第一人者が参加。花を中心とする”和”の空間を、最新技術を使った12作品で表現しています。
メーンエリアのインスタレーション「大桜彩(おうさい)」は、天井から床まで桜をイメージした演出をフロア全体に展開。ピンク色に染まった紙製の造形や映像に囲まれた空間には、弾けると花の香りが広がるシャボン玉が定期的に飛び、幻想的な雰囲気に包まれます。ネイキッド公式アプリを使ったカメラならば、桜につつまれた写真が撮れるARフレームもあらわれます。
併設のバーは、紅茶メーカー・リプトンとコラボしたオリジナルドリンクなどを用意しており、川床を模した舞台などで楽しめば、お花見気分を盛り上げてくれます。
約300本の竹で構成した「茶室」には、いけばな草月流の作品を展示。来場者の心拍や呼吸をセンサーで読み取って、映像を変化させるなど新感覚のアート空間を創り出しています。

来場者の心拍数などをセンサーで読み取り、映像が変化する「茶室」
ほかにも、近づくと光り輝く「菜の花の回廊」や、息を吹きかけると綿毛が飛ぶ映像が流れるタンポポ型の作品など、日本人ならばどこか懐かしさを感じる仕掛けもいっぱいです。

28日(月)に開かれたオープニングセレモニーにはネイキッド代表の村松亮太郎氏や、イメージ曲「華mist」を歌う「SOLIDEMO with 桜men」が登場。村松氏は「お花見という文化を、先進の技術も使って楽しんでもらいたい」と話しました。
フラワーズ バイ ネイキッド 2019―東京・日本橋―
会期:1月29日~3月3日(日) 10:00~20:00
会場:日本橋三井ホール(中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5階)
入場料:1600円(土日祝は2000円)、小・中学生1000円
https://flowers.naked.works/2019nihonbashi/