しょうい先生のアドバイスで、イルミネーションを写したクルマを入れた1枚。背景にとけ込んだ車体がストーリーを感じさせる。

《ファインダーをのぞいて カメラ女子の撮影日記》最終回 「映す」「背景」にする…表現豊かにイルミネーションを撮る工夫

コラム

 いよいよ最終回を迎えた、この連載。推しのアイドルを巧(うま)く撮ろうと、社内のベテランカメラマン、しょうめい先生に弟子入りして1年弱が経過しました。ときに厳しい指導にへこみながら、いい写真が撮れたときは喜びで、帰宅しても自然に笑みがこぼれるほど。前回に続き、丸の内通りを彩るイルミネーションを被写体にベストショットを撮り、最高の笑顔で終わりたいと思います。
 先生に教えてもらった「前ボケ」をさっそく使おうと試みるも、良い被写体が見つからず、うろうろ。イルミネーションはきれいだけど、撮影するのは本当に難しいなと改めて思いました。ファインダーをのぞくと見える色、光、造形…どうしたら、この美しい景色を自分の思う姿で残すことができるのか。シャッターを切るたびに理想と現実の距離を感じ、悩みます。
 そんなわたしに、先生がひと言。「駐車している車に映っているイルミネーションを撮ってみるとおもしろいよ」
 なるほど!イルミネーションの写真として、車はできるだけ入らないようにしていたけれど、これならば光を効果的に使えそう。この時期にしか撮れないと思ったのが冒頭の1枚。
 気分を良くしたわたしが、さらに良い被写体を探していると、ベンチに座っている熊本県のPRキャラクター「くまモン」を発見。以前学んだ望遠レンズの特性を生かし、”寄り”の1枚を収めました。

DSC_5987(三枝).jpgくまモン越しのイルミネーション。温かな雰囲気の照明もあいまって、哀愁が漂う感じに。

 背景のイルミネーションをぼかし、ちょっと哀愁漂う写真になりましたが、すてきな横顔をとらえることができました。イルミネーションのみならず、いろいろな被写体と組み合わせることでより豊かな表現をすることができることに気が付きました。
 連載開始前はいつでも憧れの韓流アイドルの姿を写真で眺めるため、一眼レフカメラを購入しながら、どうすればきれいに撮れるのか分からなかったわたし。ですが、先生のアドバイスをもとにいろんな場所や被写体を撮影することで、少しながらカメラ女子として前進することができました。”推し”のアイドルを撮る日はまだまだ先になると思いますが、いつかくるその日に備え、日々精進していこうと思います!ご愛読頂き、ありがとうございました。

※今回の連載のご感想や、写真関連で今後期待する記事のご意見を募集します。編集部(question@metropolitana.jp)までどしどしお送りください!


camera-girl-center.jpgカメラ女子 メトロポリターナ編集部の韓国アイドル好きアラサー女子。ニューヨークの伝説的写真家ソール・ライターの作品に触発され、一眼レフカメラを購入したが、いまいち巧く撮れない。いま撮影するのは海外旅行のときぐらいなので、この連載で写真術を学び、いつか”推し”のアイドルを撮るのが野望。

sensei-center.jpg

しょうめい先生 新聞社で報道写真を撮り続けて40年以上のベテランカメラマン。ライフワークとして鎌倉の景色を撮り続けるほか、某大学芸術学部の写真学科で講師も務める。鎌倉ドローン協会の理事の肩書きを持ち、最新の撮影グッズにも精通している。

Illustration:Nozomi Yuasa


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