渋谷全体で未来を考える。SIW見どころピックアップ!

Fem Care Project

一般社団法人渋谷未来デザインが主催する「ソーシャルイノベーションウィーク渋谷2022(SIW)」が、2022年11月8日(火)から13日(日)まで、6日間にわたって開催された。行政、企業、学校、そして渋谷の街に来る人々が、いま感じている社会の課題に対するアイデアを持ち寄り、より良い未来のために行動するきっかけづくりを目指して行われるこのイベント。2022年も、豪華ゲストを招いたカンファレンスやワークショップなど、充実のラインナップだった。今回は、そのなかでもとくに注目したいコンテンツをご紹介!

誰もが生きやすい社会のために
いま、私たちができること

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手前から、渋谷区長の長谷部健さん、タレントのryuchellさん、SIWエグゼクティブプロデューサーの長田新子さん
画像提供/SIW

SIWでは、各回でテーマを設けて“多様性”を考えるトークセッションが行われた。渋谷区長の長谷部健さんとタレントのryuchellさんをゲストに招いた回では、「当たり前」の定義について議論。自分の個性や家族との向き合い方など、さまざまな場面で多様性の在り方について考えてきたというryuchellさん。世の中で“当たり前”とされていることに従う必要はなく、自分の考えや幸せを第一に考えて、誰もがお互いを認め合うことが大切だと、自身の経験を交えながら話してくれた。ほかにも、長谷部区長が渋谷区のパートナーシップ証明制度を推し進めた思いや、ryuchelさんの子育て論など、楽しくも熱い2人の話は、聞き応え十分。

楽しく取り組むSDGs!
気軽にできるアイデアも集結

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貝印「やさしい切り方辞典」より、「#10 かぼちゃの切り方」

まだ食べられるのに、さまざまな理由から食材が捨てられてしまう問題を指す「食品ロス」。なんと、家庭で出る食品ロスは、年間約246万トン。その原因のひとつが「野菜の過剰除去(おいしく食べられる部分まで必要以上に取り除いてしまうこと)」だそう。11月12日(土)、SIWではさまざまな調理器具を手がける貝印の執行役員・鈴木曜さんらをゲストに迎えたトークセッションが行われた。少しの心がけでできる食品ロスの減らし方や、社会全体でサステナビリティと向き合うために大切なことを知る、充実したコンテンツだ。

一人ひとりが輝ける世界へ。
メタバースの新たな可能性

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左から、草野絵美さん、さわえみかさん、竹下隆一郎さん、馬渕邦美さん
画像提供/SIW

「Web3やメタバースで女性のエンパワーメントは解放されるのか?」をテーマに行われたトークセッションでは、メタバースに精通した4人が登場。 “母親である”ことがメタバース業界に踏み出すきっかけになったという草野絵美さん。長男によるNFTコレクションの発表をはじめ、興味深い話が満載だった。さわえみかさんによると、現在メタバースの世界にいる人の約8割は男性。けれど、その男性の8割くらいは、女性のアバターとして生きているそうだ。年齢や性別を超えて、世界中の人と自由につながることのできるメタバース。その可能性を垣間見ることができる。

SIWでは、今回紹介したテーマのほかにも、さまざまなトークセッションが行われた。動画は、SIWの公式サイトからアーカイブ視聴もできるので、気になるテーマを見つけたら、ぜひチェックしてみて!


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SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2022

https://social-innovation-week-shibuya.jp

《アーカイブ動画の視聴はこちら》

https://social-innovation-week-shibuya.jp/archive-report


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