皆さん、GWは楽しみましたか?温泉、キャンプ、ドライブ!ちょっとずつそろりそろりと街に人が戻ってきました(4月時点)。2年近くも歩いていなかったら、すっかり街の景色が変わっていて、「え、ここにあったあの店は⁉」なんてこと経験していませんか?空き地になっていたり、はたまた、すっかり新しいビルに建て替わっていたり。悲しい。表参道、原宿もすっかり街の景色が変わっています。ファッションの路面店跡に、ラグジュアリーブランドのビューティーショップがあちこちに出来ていたり。さらには、前号にも書いたけど、街はすっかりパン・ブーム。すごい行列だなーと思うと、たいてい新しいパン屋さん。食と美容のお店は、ファッション以上に増えているようです。
そんななか、ある有名アパレルブランドの社長さんが「今度うちは自由が丘にできるショッピングモールに出店するんですよ」と話されていました。「いまはちょっと郊外が盛り上がっているんです」と。あのZARAもパンデミックでオンラインショッピングが増えるなか、世界各国でリアル店舗を減らしているらしい。なるほど。一方、都内で元気があるのは山手線の外側、ちょっと郊外なのです。
たとえば自由が丘は、渋谷から東横線の急行で約10分ほど。近辺のファミリー層がお買い物に行くのはいままで渋谷が定番でしたが、わざわざ混雑した渋谷ダンジョンのような迷路に迷い込むより、近所でゆったりお買い物がいい。この自由が丘に、2023年に新たなイオンモールの商業施設が出来ます。駅からすぐのピーコックストア跡地。地上4階・地下2階の「(仮称)自由が丘二丁目計画」が進行中です。本来のイオンモールよりはずっとコンパクトだけど、おいしいカフェやライフスタイルショップが入る予定だとか。もちろん、おしゃれスーパーも併設されるらしいので、めちゃ便利になりますね。
ほかにも最近、吉祥寺や下北沢など、ジモティーに愛されているエリアが元気です。なにしろこのおしゃれジモティーエリアには個性派ショップがたくさんあります。家賃が高い都心より、少ないお金でお店が出せることも利点かもしれません。カフェ、古着店、パン屋さんなどなど。古い物件をリノベしたお店は、ぶらぶらと探して歩くのも楽しいので、デートにぴったりなのです。あと、ジモティーならではのコミュニティーの親密さも魅力。ゆるーっと、コーヒー片手にベンチでおしゃべりしていたり。お客さんとの距離感も近くて、どこかのんびり。吉祥寺の井の頭公園みたいに、近くに公園もあったりするので、お店で買ったデリやドリンクを持って、街歩きからそのままピクニックもできちゃう。普段の週末は、特別なお出かけよりも、こんな地元探検が楽しいのです。遠くのキラキラした≪高め≫エリアより、近くの≪お手ごろ≫なほっこりエリア。これもまた二極化ですね。
これまでの「お出かけ」では≪非日常≫を求めていたけど、エンデミックないまは≪ちょいおしゃれな日常≫がちょうどいい。ぶらぶらと食べ歩き、ときどきショッピング。若い世代も上の世代も「お出かけ」の定義がすっかり変わったのかもしれません。VIVA 地元!これからはご近所探索しましょー!
THIS MONTH'S CODE
#ラグジュアリーブランドのビューティーショップ
ヴァレンティノ、シャネル、ディオールなどなど、ラグジュアリーブランドが続々とビューティー店舗を構え、表参道はビューティー天国に。
#ZARA
ZARAを展開するインディテックス社はオンラインの売り上げが伸びて、このコロナ禍にありながら業績がアップ。
#イオンモールの商業施設
緑をふんだんに取り入れた施設になるらしく、話題になりそう。