photo: Kana Bundo text: Keiko Ageishi Edit: Kohei Nishihara

サステナアクション EVENT REPORTー出展企業11社のブースを紹介!ー


#サステナアクション
-EVENT REPORT 2024.11.15 FRI.-

「#サステナアクション」プロジェクトが開催した、さまざまな企業のサステナブルな取り組みを紹介するイベントをレポート!

「#サステナアクション」プロジェクトでは11月に、食やファッションなどの情報を発信している80名余りのインフルエンサーを招いてイベントを開催。食品、雑貨、生花などを取り扱う11社が集い、フェアトレードやリサイクル、食品ロス削減など、サステナブルな視点から自社商品を紹介した。各社のブースには、商品を手にとって見ることができ、試食や購入できるものも並び、参加者は、スタッフによる商品の使い方や製造方法の解説に熱心に耳を傾けていた。「使ってみたいなと素直に思えるものが多いですね。いいなと思ったらサステナブルだったという感じで、商品としてのクオリティの高さを感じました」と語る参加者も。魅力的な商品と出合い、楽しみながら環境問題や人権問題への知見を広げられる貴重な機会となった。

出展企業11社のブースを紹介!
 

株式会社三栄コーポレーション

環境にやさしく機能的なアイテムで暮らしを豊かに

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より地球にやさしい”をコンセプトにOur EARTH Projectを立ち上げ、楽しく安心して使える商品を発信している三栄コーポレーション。ブースでは、環境にやさしい染色方法によって地球へのストレスを軽減し、高い機能性・デザイン性によって使う人のストレスを軽減するライフスタイルブランド「uF」のバックパックや、捨てられるおもちゃから生まれた腕時計「YOT WATCH」を展示。機能性・デザイン性に優れたアイテムで注目を集めた。

 

築野食品工業株式会社

お米の活躍の場を広げて、循環型社会を実現しよう

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かつては廃棄されることもあった米ぬかを最大限に利用し、その価値を高める事業を展開している築野食品工業。ブースでは、米ぬかからつくられるこめ油や、米ぬかから抽出した天然成分による化粧品「inaho」、米粉やこめ油を使ったグルテンフリースイーツやパン「コメトコメ」を展示・販売した。米由来の製品の特徴や米は循環型の資源であることをわかりやすく解説し、米粉100%の「カリカリしっとりカヌレ」の試食で米粉のおいしさも伝えた。

 

株式会社Hanavie

規格外の個性的な花で、農家支援&気分もアップ!

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Hanavieでは、茎の長さや太さ、形状や色みがまばらなために市場に出荷されず捨てられてしまう花を独自のルートで集荷し「プラスフラワー」と名付けて販売。規格外の花を救うことは農家の支援につながるとともに、より多くの人が花を手に取るきっかけをつくり、市場や生花店などの全体的なフラワーロスを減らすことにもつながる。ブースでは多種多様な「プラスフラワー」からブーケをつくる体験ができ、多くの参加者が花を選ぶ楽しさを再認識した。

 

ソネングラスジャパン株式会社

環境・社会問題に貢献する南アフリカ発の美しい灯り

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ソネングラスとは、最先端のグリーンテック技術を搭載した瓶型LEDソーラーランタン。南アフリカの未電化地域では、ケロシンランプやろうそくの利用で火事や健康被害が多発し社会問題になっている。ソネングラスはそうした問題を解決するために、誰もが享受できる太陽光を利用した安全かつ経済的な灯りとして開発された。失業者の多い南アフリカであえてハンドメイドとフェアトレードの生産体制にこだわり、現地の雇用も生み出している。

 

ピープルツリー

フェアトレードのある暮らしをおしゃれに楽しく広げたい

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ピープルツリーは、フェアトレード専門ブランド。スピーチでは環境問題や貧困問題、人権問題の解決を目指すフェアトレードの取り組みについて簡潔に解説。ブースでは手編みのニットや手刺繍のバッグなど手仕事による商品の展示や、フェアトレード&オーガニックチョコの試食によって、地球や人にやさしいだけでなく、おしゃれでかわいい服や雑貨、おいしい食品によって、暮らしが楽しくなる選択肢を増やしたいという思いを伝えた。

 

米国ポテト協会

フライドポテトから知る米国ポテト農家の現状

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米国ポテト協会では、日本の食卓でも身近なアメリカ産の冷凍フライドポテトの背景について紹介した。アメリカのジャガイモ農家は家族経営によって持続可能な農法を引き継ぎ、東京ドーム4〜5個分もある広大な農場の水撒きはコンピュータ管理されたスプリンクラーで行っているという。フライドポテト製品の長さや品質は農務省によって基準が定められているなど、アメリカのポテト産業の規模が感じられるエピソードも披露した。

 

スケーター株式会社

つくり置きで、時短&食品ロス対策を!

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スケーター株式会社が提案したサステナアクションは、食品ロスの削減にもつながる「つくり置き」。ブースではつくり置きに便利な「冷凍小分け保存容器」と「シリコーンカップ付き小分け保存容器」を展示。冷凍・電子レンジ対応で凍ったまま取り出しやすかったり、そのままお弁当に詰められたり。1回分の味噌汁の具を味噌と一緒に冷凍小分け保存容器で冷凍してお湯を注ぐだけで味噌汁がつくれるアイデアなど、時短料理も紹介した。

 

ウェルネスキット株式会社

麻を使った日本の食文化 「七味」の進化形をお披露目

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ウェルネスキット株式会社では日本の麻文化を海外へ発信したいと考え、ブランド「京都麻の葉」を展開。麻は日本では古来より身近な素材だったことや、現代でも生地、医療、食品、燃料、建材などで幅広く活用されているサステナブルな素材であることも伝えた。ブースでは桜葉で桜の香りをプラスした「桜七味」と腸内環境を整える効果が期待できる麻炭をプラスした「炭七味」の2種類の七味(麻の実入り)を展示・販売し、試食も行った。

 

ライクイット株式会社

気泡を混ぜ込む手法で、プラスティック使用量を削減

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貴重な資源を大切に、長く使える機能的なモノづくりを行うライクイット株式会社。ブースでは細かいものの整理に便利な「タイディアップボックス」や透明な丸氷がつくれる製氷器を展示。どちらも再生材を配合し、成形時に気泡を混ぜ込むことでプラスティック樹脂の使用量を減らし、成形時に発生する二酸化炭素排出量を減らす発泡形成を採用している。豊かな空間と時間をつくるサステナブルなアイデア商品に多くの参加者が足を止めた。

 

ブルーチップ株式会社

乾燥野菜で野菜不足対策、災害時の非常食にも!

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ブルーチップ株式会社のブースでは、忙しいときの時短調理や野菜不足対策の強い味方になる乾燥野菜「焼きそばをおいしくする具」「うどんをおいしくする具」、ハンバーグや餃子をつくる際にも便利な「刻み玉ねぎ」を展示、試食も行った。乾燥野菜は長期間常温保存が可能で水だけで戻せるため、自然災害時の非常食にもなる。普段から多めに常備しておき、使った分だけ買い足すローリングストックで災害時の食物繊維対策にもなる。

 

デリア食品株式会社

みんな大好きポテサラで、食卓をもっと楽しく健康的に

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スーパーなどで販売されるポテトサラダなどの惣菜を製造しているデリア食品では、ジャガイモの皮の飼料化や食育活動などの社会貢献活動も精力的に行っている。スピーチでは冷えたポテトサラダをごはんより先に食べることで血糖値の上昇を抑えられることも紹介。ブースではアイスクリームコーンにポテトサラダを盛って食べる「ポテトあいす」の試食を行い、トッピングとしてジャムも用意。参加者はポテトサラダの新しい食べ方を楽しんだ。


「#サステナアクション」イベント記事はコチラ
https://metropolitana.tokyo/%21drafts/sastena-action_2404






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