《いまさら聞けないブロックチェーンのこと③》ヘルスケアの未来は明るい?


私たちの生活に身近にあるブロックチェーンという技術について、最先端を走る株式会社アーリーワークスの上池佑介さんにお話を伺っていますが、今回は「ヘルスケアの未来」について解説して頂きます。

 

―「ヘルスケア」と聞いて思い出すのは健康診断や人間ドックです。健康診断とブロックチェーンは遠いように思えますが、どのように関係しているのでしょうか?

 「ヘルスケア」というのは「健康寿命を延ばす」とも言い換えられますよね。前回お話したお金や預金口座の安全性を守ることと同じで、皆さんの健康診断や人間ドックの検査結果は大事な個人情報です。でもそのデータは受診したクリニックや医師が個別で管理しているため、同じような検査をまた別の病院でも行った経験が皆さんあるのではないでしょうか。もし過去の健康診断や検査結果データが安全に守られ、いつ、どんなクリニックで受診しても同じデータをお医者さんに見てもらうことが出来れば総合的な診断が可能になりますよね。そう考えるとブロックチェーンは、皆さんのデータを守りながら「健康寿命を延ばす」お手伝いができる技術なんです。

 

―「人生100年時代」と言われていますが、ブロックチェーンがあれば本当に健康で100年を生きられるかもしれませんね。

 毎度のこととなりますが、ブロックチェーン技術はブロックというデータの単位をチェーンのようにつなぎ合わせてデータを保管し安全性を高める技術なんです。人生100年時代において健康寿命を延ばすためには、過去にどんな病気をして治ったのか、アレルギーの有無やどんな薬を服用していたのかなど、過去のデータや情報を一覧することは医療の現場において必須になると思います。高齢になればなるほどデータの安全性は重要ですし、その保管場所は様々な医療機関に点在させるのではなく一元的に管理されるべきでしょう。

 

―最近、医療現場にAIを導入するニュースを目にしますが、ブロックチェーンにも関係が出てくるのでしょうか?

AIとブロックチェーンを連携させることによって、将来的に起こりうる疾病予測やライフスタイル向上を目的としたアドバイスが可能になる社会がすぐそこまで来ています。だた、AI技術がいくら優れていても判断材料となるデータが正確でなければ疾病予測やアドバイスの精度も下がってしまいますよね。その意味では判断の基本となるデータの安全性、正確性を担保できるのは現段階ではブロックチェーンしかないと世界的に言われています。

 

―「ヘルスケアの未来」も明るいことが良くわかりました。今回もありがとうございました。


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上池佑介
1988年北海道出身。2012年にヤフー株式会社に入社。その後、ソフトバンクグループ株式会社の社長室を経て、2017年からGoogleに入社。2020年1月にアーリーワークスに参画。現在、取締役COOとして新しい日本の社会をテクノロジーで先導している。

株式会社アーリーワークス
https://e-arly.works/


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