金融苦手系女子のための連載第8回。お金の計算、節約が苦手なひよ子ちゃんの悩みに、ファイナンシャル・プランナーのヨーコ先生(甲斐洋子)が答えます。
前回に引き続き、消費税増税のダメージを和らげる〝増税対策〟をQ&A形式で特集します。今回のテーマは、通勤や通学など毎日使う人も多い「電車代」。Session4の後編をおさらいしながら、少しでもお得に電車に乗りましょう。
★JRはキャッシュレスで攻略!
ヨーコ先生:今回のテーマは「電車代」ね。電車代を賢く節約するには、基本的にはいかに還元のチャンスを得るか、よ。ひよ子ちゃんは、ポイントサイトへの登録は済ませたかしら?。
ひよ子 :ぎくっ。実は以前乗車ポイントがあるって学んだメトロポイントクラブは登録したんですが、今までSuicaには乗車ポイントが付かなかったので、JREポイントはまだ手つかずで…。
ヨーコ先生:もったいない! 最近一番のニュースじゃない。
ひよ子 :うう…怒られるのを覚悟で聞いちゃいます。広告でも見たんですけど…、そんなに違うんですか?JRを最もおトクに乗るにはどうしたらいいですか?

ヨーコ先生:JR東日本なら、ズバリ、モバイルSuicaよ。
ひよ子 :10月1日から始まった新しい乗車ポイントサービスですね。
ヨーコ先生:その通り。Suicaもついに10月から運賃がJREポイントで還元されるようになったのよ。乗車するたびに利用額に応じて還元されるんだけど、カード式とモバイルSuicaで還元率に大きな差があるわ。カード式は0.5%なのに対して、モバイルSuicaなら2.0%と、実に4倍もつくの。定期券もモバイルSuicaに切り替えたら、購入額あたり2.0%ポイント還元されるわ。
ひよ子 :利用額に応じてだから、距離によってはもっと差がでますね。

ヨーコ先生:そうね。たとえば東京から津田沼駅までは運賃473円だから、カード式は2ポイントだけどモバイルSuicaは9ポイント付くわ。
ひよ子 :定期券区間外の利用が多い人は結構たまりそうですね。
ヨーコ先生:さらに、モバイルSuicaの決済手段にクレジットカードを設定すればカード会社のポイントも二重取りできるわ。とくにSuicaへのオートチャージに対応している「ビューカード」と連携させれば、オートチャージの際に1.5%ポイント付与されるから、計約3.5%も還元されることになるのよ。

ひよ子 :あ、でも、ビューカード以外のクレジットカードだと、年会費が必要だったような……。
ヨーコ先生:それも2020年2月26日以降は決済手段を問わず無料になるわ。時限措置として、今年9月3日以降2月25日までの間、年会費1050円を払った会員にJREポイント1050円分を還元するキャンペーンを行っているのよ
ひよ子 :じゃあ実質無料で使えるのね。
ヨーコ先生:ただし、「JRE POINT」WEBサイトに登録するのを忘れないでね。登録していないと、還元ポイントが受けられないわ。
ひよ子 :たまったポイントは、電子マネーとして運賃や駅ナカの買い物などに使えるんですね。
ヨーコ先生: JR東日本管内のSuica対応駅はまだ1670駅中約800駅と多くはないけど、2021年春以降は「えきねっと」でも貯めたり使ったりできるようになるから、IC非対応エリアでも徐々にメリットは高まるはずよ。JR東日本の広報担当者も「地方でも駅ビルや駅ナカでの還元策を充実させるなどしてIC対応エリアだけに偏らないようサービスを拡充させていきたい」と話していたわ。
ひよ子 :JR東日本以外ではどうなんでしょう?
ヨーコ先生:モバイルSuicaのようなアプリ決済サービスはないけど、JR西日本のICOCAや九州のSUGOCAは乗車や買い物で還元されるポイントシステムがあるわ。ICOCAは、ポイント付加条件が時間帯指定だったり一定の利用回数が必要だったりとちょっと複雑ね。利用シーンによってはトクかもしれないからよく検討してみて。