『ミステリと言う勿れ』(1)著:田村由美 小学館 429円 『むかしむかし あるところに、 死体がありました。』 著:青柳碧人 双葉社 1300円

ちょっと変わったミステリーはイカが?《いか文庫 本日は閉店なり》


店主(以下店):バイトぱん、おつかれさまー…って、どうしたの!?真っ青な顔して!

ぱん:今読み終えた本が衝撃的すぎて…。

店:え?どんな本?

ぱん:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』という本です。ちょっと変わった小説で、昔ばなしをミステリー仕立てにしているんですが、途中までは知っているとおりのお話なのに、ちょっと気を抜いて読んでいたら事件が…。

店:昔ばなしで事件?

ぱん:全部で5つ短編が入ってるんですが、たとえば花咲か爺さんを題材にした「花咲か死者伝言」というお話は、お爺さんが飼っている犬の語りでほんわかした雰囲気で進んでいくんです。でもお爺さんが誰かに殺されてしまって、誰が犯人なのか、ダイイングメッセージの意味は…と、どんどん謎が深まって…。

店:深まって…?(恐る恐る)

ぱん:ラストの衝撃にいまだ立ち直れていません。

店:ぎゃー!ハラハラするよ!バイトぱんって、こういうミステリー系好きなんだっけ?

ぱん:秋になるとなぜだかミステリーが読みたくなるんですよね。店主はそういうことないですか?

店:私は秋になると、大好物の栗のことしか考えられなくなるからなぁ。昔一度だけ、ミステリーを立て続けに読んだことあるけど、最近はめっきり。だから気になる。他にオススメある?

ぱん:あとは最近読んだ、『ミステリと言う勿れ』という漫画。これも今まで読んできたミステリーとはちょっと違っているんです。

店:ほう、どう違うの?

ぱん:まず1話目で主人公がとある事件の容疑者になって、警察の取り調べを受けるんです。でも犯人は別にいるから、自分がやってないってことを証明するために語り始めるんです。

店:調べるんじゃなくて語るの?

ぱん:そうなんです。探偵とか警察みたいに、自ら動いて証拠を見つけたり捜査するわけじゃなく、考えていることをわーっと話して、いろいろなウンチクを披露していって、それでいつのまにか事件も解決しているんです。

店:主人公は、何か特殊能力を持ってるの?

ぱん:いえ、ただの大学生です!ものすごく悟った感じの。彼が語ることが哲学的というか、ハッとさせられることばかりなので、ただのミステリー漫画を読んだだけじゃない読後感なんです。

店:へぇ!普通に知られている解決方法じゃないなんて想像つかないから、主人公が何をどう喋るのか気になるなー。面白そう!

ぱん:漫画のタイトルの意味も納得できると思います!

店:私もこの秋は、栗だけじゃなくミステリーもたくさん読む! オススメありがとうー!






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